アメリカでは、多くの医師や看護士が小児がんのサバイバーシップについての研究を行って折り、その研究結果や専門家のアドバイスに基づいてChildren’s Oncology Groupが包括的で詳細なガイドライン […] » 続きを読む
ブログについて
寺島慶太
名古屋大学医学部を卒業し、6年間の国内研修後、ニューヨークで小児科レジデント研修を行う。その後ヒューストンで小児血液腫瘍および小児脳神経腫瘍フェローシップ研修を行う。現在、小児腫瘍専門医として、テキサス小児病院およびベイラー医科大学で、小児脳腫瘍の診療と研究に従事している。日本で小児脳腫瘍の包括的診療研究プログラムを立ちあげるのが目標。
小児がんの長期フォローアップ(1)
米国では、すでに1,200万人のキャンサーサバイバーがいるといわれます。小児がんは成人んがん患者に比べると発生数は米国で年間12,000人とごく少数ですが、そのうちの約75%が長期サバイバーとなり、累積していくため、現在 […] » 続きを読む
小児脳腫瘍の診断・治療と今後について
先月、NPO法人キャンサーネットジャパンhttp://www.cancernet.jp/のイベントで、小児脳腫瘍についてお話させていただく機会があり、その内容がインターネット上に公開されています http://bit.l […] » 続きを読む
ほほえみを忘れずに~小児がんと診断された時に親が見るビデオ
アメリカの小児がん情報ではありませんが、国内での小児がん患者を支える活動が毎日新聞に掲載されていたので、紹介します。 記事に紹介されている堀越医師は、わたしがレジデントとして小児がん診療をはじめた、静岡県立こども病院時代 […] » 続きを読む
小児急性リンパ性白血病患者における骨壊死症
11/1/2011 Journal of Clinical Oncologyより 小児がんで最も頻度の高い急性リンパ性白血病は、患者の長期生存率が80%を超えるようになり、生存率だけではなく長期生存者のQOL向上が課題と […] » 続きを読む
日本小児血液がん学会および専門医制度
先日、群馬県前橋市で開催された、第53回日本小児血液がん学会に参加してきました。小児血液と小児がんの結びつきは、血液内科と腫瘍内科のそれよりもずっと強く、基本的には二つの専門を兼ねる小児科医がほとんどです。より細分化され […] » 続きを読む
小児がん専門医という生き方(8)
治療が始まると、化学療法を安全かつ確実に行うことと、他の診療が順調にスケジュールどおり行われているかをモニターすることが、小児がん専門医の日常的な仕事になります。さらに、小児がん治療中に発生するさまざまな、社会的・心理学 […] » 続きを読む
小児がん専門医という生き方(7)
話はすこしそれますが、なぜ医療先進国であるはずの日本で、小児がんの世界的な標準治療が受けられない状況が出てきているのでしょうか。これは、小児の医薬品認可・公的健康保険適応の問題と密接です。小児がんに限らずがん医療がどんど […] » 続きを読む
小児がん専門医という生き方(6)
多くの場合、小児がんの治療はmulti-disciplinary approachとなり、手術療法、放射線療法、化学療法、免疫療法に加え、支持療法と精神心理学的サポートが必要になります。すべてを用いなければならない小児が […] » 続きを読む
小児がん専門医という生き方(5)
小児がんの確定診断がついたら、それを患児と家族に告知して、治療方針のついての話し合いをしなくてはなりません。通常、未成年の診療に対する最終責任・決定権をもつ親権者である両親に病名を告知するわけですが、患児に病名を告知する […] » 続きを読む
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