これも以前「ばんぶう」(日本医療企画)に掲載したエッセイです。今の小児病院にAttending(指導医)として働き始めて間もない頃の話です。「何故自分は医師を続けているのか」、という問いに初めて自分なりに答えることができ […] » 続きを読む
ブログについて
津田武
信州大学卒業。フィラデルフィア小児病院にて小児科レジデント、循環器フェロー修了。その後基礎研究に従事。2004年よりAlfred I. duPont Hospital for ChildrenにてStaff Cardiologist とし、臨床と基礎研究に専念。米国財団野口医学研究所常務理事(医学教育担当)。
「四つ葉のクローバー」
2004年の4月から2006年の3月にかけて2年間「ばんぶう」(日本医療企画)という雑誌にエッセイを連載したことがありました。その中で、自分が最も気に入っているエッセイを紹介します(少し修正しました)。あの頃は、自分の将 […] » 続きを読む
「真の勇者との出逢い(下)」
こどもは、概して入院中と外来受診時とは違う顔をするものである。K君は、退院を契機にして病棟医である私からもとの血液外来の外来主治医の管理に戻った。今までずっと約7年間診てもらった専門外来の先生の下に戻るのであるから、それ […] » 続きを読む
「真の勇者との出逢い(中)」
同じ頃に私のもう一人の受け持ち患者で4歳の同じく急性白血病の初発の男の子がいた。採血だけでなく、骨髄穿刺(マルク)や腰椎穿刺(ルンバール)の検査は、ただ肉体的・精神的苦痛であるばかりでなく、検査の最中親から引き離される子 […] » 続きを読む
「真の勇者との出逢い(上)」
医学部を卒業して、医師国家試験を合格して、晴れて「医者」になった。一年目の研修は、母校の大学病院の小児科で過ごすことになった。あの非効率の極地とも言える環境で、人間として医師として様々な「こころ」を学んだ。あの一年間は、 […] » 続きを読む
私がなぜアメリカで小児科医として働いているのか?(4)
4年生の内科診断学が始まった頃、当時医学部長を勤められていた第一生理(循環生理)の東 健彦教授(故人)にHarrison(世界的に有名なアメリカで代表的な内科書)の総論(症候学)を読むことを強く勧められた。東先生は、生理 […] » 続きを読む
私がなぜアメリカで小児科医として働いているのか?(3)
Déjà vu(既視体験)とでも言うのであろうか。ちょうど医学部6年になる前の春休み、聖路加国際病院の小児病棟を一週間見学実習させてもらう機会があった。もともと循環生理に興味をもっていたので、卒業後は内科の循環器専門医に […] » 続きを読む
私がなぜアメリカで小児科医として働いているのか?(2)
アシュリーちゃん(仮名)は、ようやく3才になった。かろうじて立つことはできるがまだ自分で歩くことは出来ない。また話す言葉は、 “No, no, no, no”、 “Good-bye”、と “Thank you”と片言しか […] » 続きを読む
私がなぜアメリカで小児科医として働いているのか?(1)
私は、現在アメリカ東海岸デラウエア州ウィルミントン市にある小児病院(Nemours/ Alfred I. duPont Hospital for Children)に小児循環器のスタッフStaff Cardiologis […] » 続きを読む
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