小児がんの確定診断がついたら、それを患児と家族に告知して、治療方針のついての話し合いをしなくてはなりません。通常、未成年の診療に対する最終責任・決定権をもつ親権者である両親に病名を告知するわけですが、患児に病名を告知する […] » 続きを読む

小児がんの確定診断がついたら、それを患児と家族に告知して、治療方針のついての話し合いをしなくてはなりません。通常、未成年の診療に対する最終責任・決定権をもつ親権者である両親に病名を告知するわけですが、患児に病名を告知する […] » 続きを読む
僕が小児集中治療のフェローとして普段からよく使っている教科書は、Roger’s Textbook of Pediatric intensive careです。 内容はしっかり基礎病態をおさえつつ、最新のエビデ […] » 続きを読む
小児がん診断までのプロセスは、白血病のように血液か骨髄の検体を、顕微鏡で見て即日につく場合と、外科系医師の手術または生検後、病理医による診断がでるまで長いときには1週間近く待つ場合さまざまです。近年、遺伝子異常などの分子 […] » 続きを読む
小児がん専門医の仕事は、小児がん疑いで紹介されてきた患者、または院内でコンサルトされてきた患者の、問診・診察から始まりますが、自分が自己紹介をするとき、患者や家族は名札にかかれた「腫瘍科またはCancer Center、 […] » 続きを読む
医療者向け情報第一弾! 実際にアメリカの小児研修の現場で使われている教科書を紹介したいと思います。 まず、小児科のバイブルといえばこれでしょう。ネルソンですね。 疾患、そしてその病態生理を知りたいときに必ず、このネルソン […] » 続きを読む
“そもそも、医師の仕事は、高い、安いというものさしで計られるべきものではない。医療を商品として扱い、医師と患者を、商品を介在とした生産者と消費者の関係にしてはいけない。” 社会的共通資本 という考えがあります。人間が共同 […] » 続きを読む
じつは日本にもアメリカにも小児がん専門医という資格はありません。歴史的に、小児がんの中でもっとも多い疾患である白血病の診療と研究にあたってきた小児血液医が中心となって、小児がんという専門分野を確立してきたため、現在も小児 […] » 続きを読む
悪性腫瘍が成人医療の花形・中心(?)であるのに比べて、小児医療において小児がん医療というのは、実にマイナーな部門です。小児科の中心はやはりなんといっても、プライマリケア。健康の子供の成長と発達を見守るのが、多くの小児科医 […] » 続きを読む
小児がんは、未来ある子供たちの命を脅かす病気であり、最重要な医療課題です。しかし発生頻度が低く、未成年患者や孤立して病気と闘うことで精一杯の家族の声が、政治や行政に届きにくいため、患者支援や小児がん研究に対する、公的なサ […] » 続きを読む
小児がんが疑われた患児は、専門施設での診療が必要です。大学病院や小児病院に専門医がいます。小児腫瘍医に加え、外科系医師、放射線科医師など複数科の専門医による診療が行われます。多くの種類の小児がんについて、欧米で標準的な治 […] » 続きを読む