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マーティンもと子

ブログについて

ERを駆け巡ることな、なんと100年! 砂漠の町テキサス州エルパソから発信します。 元女性管制官第一号。航空機の緊急事態を処理できる能力を救急の世界に応用できる異色のおもろい元管制官医師。絶対にぶつけへんで~! Clinical Assistant Professor at Texas Tech University

マーティンもと子

女性管制官第一号として11年間運輸省勤務後渡米。アメリカ人と結婚、5人の子宝にめぐまれる。夫婦そろってメディカルスクールを苦労して卒業後夫は内科軍医、私は救急の世界へ。 日米の医師免許取得。大阪府高槻市出身テキサス州エルパソ在住 Clinical Assistant Professor at Texas Tech University

むかしむかし羽田空港の管制官だった頃、夜勤は遅番と早番があってその前後に必ず少し仮眠が取れる仕組みになっていました。早番なら朝の3時に遅番の管制官と交代し、朝のパイロットトレーニング審査飛行が朝6時に始まるまで仮眠できるという具合です。東京エアポートというドラマを少しネットで見ましたが、今は女性管制官が半分くらい活躍しているんですねぇ。ドラマと現実は違うけど、私はまさしく先駆者だった、という感慨深い思いがありますねぇ。

そのむかしに比べて今現在、私は24時間救急救命の世界に入ってまったく仮眠のできない夜勤を続けています。当然のことながら仮眠用のベッドはドクターのラウンジにはありますが誰も使わないのでベッドのシーツはしわ一つ寄っていません。

そこでこんな名案が浮かびました。

そうそう、仮眠室を住みかにするのはどうかしらん? どうせ誰も寝ないんだし、シャワーもついているし、タオルは白いのがいくらでも手に入る。ドクターなら三度の食事は病院のカフェテリアで無料。ラウンジのコンピューター使い放題、コピーペーパーただ。ファックスただ。電話もね。これはまさしく名案!!

「ドクターM、朝の6時で上がりじゃなかったの?」

同僚にそう聞かれてこう答えます。

「うん、もう少しで携帯の充電終わるからそれまで待っているの。電気代節約しなくっちゃ。ついでにもうちょいでカフェテリアも開くし、ただの朝食食べてから寝るわね~。」

デートしたくなったら非番の看護師さんと。行き先は? 当然カフェテリア!!だって無料だもん。

究極のアメリカ救急医節約法かな。

 

 

6件のコメント

  1. はじめまして、東京で研修医をしている加留部です。いつもあめいろぐを拝見させていただいています。突然ですが、実は来年度のpediatric residencyのマッチングに参加しており、7月から先生がいらっしゃるEl pasoへの就職が決まりました。まだ右も左もわからないペーペーですが、節約術なども含め、色々とご指導頂ければと思い連絡をさせていただきました。今後とも宜しくお願いします。

    • 加留部先生、エルパソにようこそ!!
      お休みが来ましたらゆっくりメールでお返事を書きますね。おめでとうございます!!

    • 田手さん、優秀なんだかどうなんだか、いつもの冗談話です。。。
      そうそう、SR71、レーダーで見たことあります。
      あれは本当にすごい!
      でも交信したことはなかったかも。
      私が沖縄から消えた時にあのブラックバードも引退したようです。
      羽田のお話、ちょっと懐かしいでしょ。
      元管制官同士にかわからぬこの感覚! また管制官だった頃のお話、書きますね。

      • 遅い追加

        私もSR71を管制しました。と言っても何もしなないで見てるだけの状態・・・。日本上空通過でFL600。石切りの石の状態でした。RODNではLandingも見ました。殿様扱い。無線交信もほとんどなし。Touch down後は<FOLLOW ME>Carが先導してハンガーへ。すぐにシャッターが下ろされました。

        航空管制の世界は普通とは違う世界で、喜怒哀楽の話は尽きませんね。

        • 田手さん、ほんと、同感です!
          面白いお話はつきないですよね。

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