このシリーズでは”すくすく情報”として米国の一般的な薬局で処方箋なしに買えるくすりをいくつか紹介していきたいと思います。
初回は経験上、一番問い合わせが多いアレルギーの薬。
まず、アレルギーといっても症状は多岐にわたります。具体的には、アレルギー性鼻炎、結膜炎、皮膚炎、蕁麻疹などです。やはり、アレルギーに悩まされるお子さんは多いです。そして、アレルギーの治療はやはりいろいろ難しいです。
まず何に対してアレルギーがあるのかわからないことが多く、治療にしても、根本的な治療というものはなかなか難しくて、症状を軽減する、再発しないようにすることが基本方針だと思います。
それでは、薬局で買えるアレルギーの飲み薬を紹介します。
これらは主に、全身症状の軽減を目的に飲む薬です。鼻炎、蕁麻疹などではよく使われます。
1) Allegra
2) Zyrtec
3) Claritin
4) Benadryl
などがあります。
どれも同じような抗ヒスタミン薬です。
1-3のAllegra, Zyrtec, Claritinは症状がでてないときなどの普段から飲む薬です。どれか一つを選ぶのは個人的な好き嫌いもあると思いますが、うちはZyrtecを持ってます。
もし、急な蕁麻疹がでてかゆくてしょうがないときはBenadrylを普通飲みます。これは6時間ごとに飲んでいいのですが、眠くなる作用が入っているので朝よりは夜寝る前のほうがいいでしょう。ただこどもによっては眠くならずに覚醒して興奮状態になることもあり個人差があります。
追加ですが、薬局で買える鼻炎用の鼻スプレーで、Afrinという商品があります。
これは、簡単にいうと鼻腔の血管を収縮させる作用があるのですが、長く使うと効果がなくなり、むしろ逆にリバウンド効果で悪化することがあるので、使用は3日間に限られています。
これらの商品を実際に使用するときは、商品に明記された容量、用法を守ってください。
特に、小さな子供に使用するときは、しっかりと年齢制限を確認してください。
とてもアレルギーがひどい場合は医師の診察を受け処方された薬を服用して下さい。