臨床留学、USMLE勉強法については、他にも紹介されているウェブサイトは
たくさんあることと思いますが、ここではいくつか役立つ本を紹介します。
まず最初に臨床留学の全体像をつかむための情報を集めることが肝心です。
そのためにおすすめはこれです。
アメリカ臨床留学大作戦―USMLE,英語面接を乗り越えた在米研修医による合格体験記と留学に役立つ情報
臨床留学を実現させた著者が自身の体験を踏まえて、
留学を考えている人たちにその過程をわかりやすく有益なアドバイスを交えながら紹介しています。
つぎのおすすめはStep1攻略のバイブル。これを持たずに受けた人は聞いたことがありません。
First Aid for the USMLE Step 1 2012 (First Aid USMLE)
各分野の重要事項が網羅された参考書。調べる、まとめる、覚えるために大活用!!
僕はこのFirst aidに補足事項を書き込んだり、メモを貼付けたりして自分独自の教科書を作りました。
自分の努力の結晶のような気がして捨てられず、まだとってあります。
さて、実際にどうやって勉強をはじめればよいのか悩まれる方もいらっしゃると思いますが、
こういうのはどうでしょうか。 仲間を集めてUSMLE勉強会を作る!
ひとりで勉強するのはなかなか大変です。最初の頃は、英単語調べからはじめなければいけないですし、
すごく時間がかかります。それを継続するのは至難の業です。
そこで仲間を何人か集めて勉強会を作るといいと思います。仲間が一緒だと辛い勉強も楽しく続きます。
やり方はそれぞれですが、
例えば以下の問題集をみんなで購入して、ぞれぞれメンバーが1週間に10問づつ予習してきて、
他のメンバーが時間を計って解いたあとに解説するというような方法があります。
Kaplan Medical USMLE Step 1 Qbook (Kaplan Usmle)
この問題集は、アメリカの予備校Kaplanが発行している総合問題集でanatomy, physiology, biochemistry
などの分野ごとに問題が収録されていて量、質ともにUSMLEの勉強の導入には最適だと思います。 他の総合問題集としては、オンラインのKaplanのSTEP1 Qbank がお薦めです。
これはon line上での問題集で1ヶ月または3ヶ月の間にweb上で問題を解く形式です。
とてもいいアドバイスですね!個人的にもFirst Aid (徹底的に)+ Online question Bank のコンビでいい点数とれました。ネットの問題集はKaplanよりUSMLE Worldが遥かに勝っていると思います。First Aidと関連しているUSMLERxの著者の一人でしたが、First Aidを覚えるためにはいい問題集ですが、USMLE Worldには勝てません。Pathophysiologyの復習にはGoljanのRapid Reviewがお薦めです。薬学の本は必要ないです(必要な情報はFrist Aideに書いてあります)。Microbiologyで愛用されているのはMicrobiology Made Ridiculously Simpleですね(変な漫画付きです、笑)。Good luck! 米川PGY2
これは面白いトピックですよね。皆さんの経験をぜひ知りたいです。「USMLE Step1、私はこうして勉強しました」というトピックを立てたら面白いと思いませんか?多くの方の参考になると思います。
米川能弘さんと同意です。3年間前Step1勉強したとき、First Aidが1番人気の本でUSMLE Worldが1番人気のOnline Question Bank。それだけでも十分だという人は多くいると思います。Microbiology Made Ridiculously Simpleはかなり覚えやすい漫画ですが他のOOOOMade Ridiculously Simpleのシリーズはあまり良くないそうです。Physiologyの復習にはBRS Physiologyは一番人気だと思います。
Step2とStep3はおなじくFirst Aidの本とUSMLE WorldのQuestion Bankで十分です。Step2のSecretsとStep3のCrushも人気です。
Jeffersonさん おひさしぶりです! 10年前に僕が勉強した時とはだいぶ教科書の種類が変わっていますがMicrobiologyだけは変わりませんねぇ~。
日本の医学部出身の人と、アメリカの医学部出身の人の勉強の仕方を比べると、面白いことが見えてくるかもしれませんね。 ぜひトピックを立てて情報を集めてみましょう!
USMLEを勉強しているとき、アメリカのmedical schoolの人たちはどうやって勉強しているんだろうということはすごく気になってました。米川先生や川名先生など米国医学部出身の方がいらっしゃるので是非聞いてみたいですね。
だいぶ記憶が薄れてきていますが、Step 1については皆さんと同じくFirst Aidを徹底的に補足して自分の教科書を作る感じでしたね。補足に当たっては、BRSシリーズのPhysiology・Pathology、お馴染みのMicrobiology Made Riduculously Simpleなどは周りでもみんな使っていました。Qbankには、Step 1の時はKaplanを使っている人が多かったと思います。Qbankで学んだ事項をFirst Aidに書き加えていくだけで、相当な量の情報量になると思います。
Step 2は、これはマッチングに関係しない人が多かった(Step 1の成績が良ければStep 2のスコアを出さないという戦略が可能)ので、周りでもそこまで気合を入れて勉強していた人はいませんでした。基本的にUSMLE WorldのQbankを解き続ける感じですかね。臨床実習の最後の試験(Shelf Exam)で使っていた参考書(Step Up to Medicine、Surgical Recallなど)をそのまま使った記憶があります。Step 3に関しては、これもフェローシップにはほとんど関係がないと言われているので、特に高得点を望んでいる人はおらず、皆必要最低限の努力で挑んでいます。多くの人は研修1年目に受けることになるのでなかなか時間がとれず、USMLE Worldのみ、またはFirst Aidを読むだけ、みたいな準備のようです。