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反田篤志

ブログについて

最適な医療とは何でしょうか?命が最も長らえる医療?コストがかからない医療?誰でも心おきなくかかれる医療?答えはよく分かりません。私の日米での体験や知識から、皆さんがそれを考えるためのちょっとした材料を提供できればと思います。ちなみにブログ内の意見は私個人のものであり、所属する団体や病院の意見を代表するものではありません。

反田篤志

2007年東京大学医学部卒業。沖縄県立中部病院で初期研修後、ニューヨークで内科研修、メイヨークリニックで予防医学フェローを修める。米国内科専門医、米国予防医学専門医、公衆衛生学修士。医療の質向上を専門とする。在米日本人の健康増進に寄与することを目的に、米国医療情報プラットフォーム『あめいろぐ』を共同設立。

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はじめまして。

あめいろぐの共同設立者として運営に携わり、かつブロガーとしても記事を書いている、反田篤志(そりた あつし)です。このウェブサイトの構想が立ち上がったのが今から約一年半前、思い返せば公開にこぎ着けるまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。

医学生・研修医時代から米国など海外の医療に興味を持っていた僕は、そのような情報を機会あるごとに探していました。ところが、インターネットで見つかるのは個人のブログどまり。個人ブログの中には情報が充実しているものもありましたが、個人の経験に基づくため、情報がアップデートされていなかったり、ある事象の一方的な側面しか見えなかったりと、どうしても限界がありました。情報をまとめようと試みているサイトもいくつかありましたが、最終アップデートが5年前などと、継続的に情報が更新されているサイトは見当たりませんでした。

そのような経験から、米国で内科研修を始めた頃から、米国の医療現場の生の姿が見え、常にアップデートされた、そして様々な立場や意見を知ることができるウェブサイトがあったら面白いに違いないと思い始めました。誰にでも簡単に始められて、好きな時に自分の好きなことを投稿できる、それと同時に、世の中に有益な情報を発信していける土台を作ろう。そのような考えから、ブログポータルサイトという形式でいこうと思いました。そこまでが構想段階で、実行できずに数カ月が過ぎていきました。

最初のきっかけはある飲み会の帰り、共同設立者である浅井章博氏との会話でした。実は小児科内で、佐々木潤先生を筆頭に皆でブログを書こうという話が持ち上がっていたというのです。それならばぜひ一緒にやろう、さらに、内科や小児科に限らず全ての科に、また医師に限らずあらゆる医療従事者を対象に、と話が広がりました。運の良いことに、浅井氏の奥さんの真紀さんがプログラミングの知識を持っていました。始めはゆっくりと、一緒に構想を話しながら、少しずつウェブサイトが形になっていきました。

物事が動き始めると、サイトの意義に賛同した色々な人が協力をしてくれました。これまた運の良いことに、プログラミングのプロである、真紀さんの弟の石原真樹さんが途中から参加し、サイト構築を手伝ってくれました。僕の沖縄中部病院時代の先輩で、現在は多良間診療所に勤める安谷屋亮先生がウェブデザインを担当してくれました。安谷屋先生はITの知識がプロ級で、沖縄でも県立病院群のIT参謀として活躍されています。

サイトの運営にも、心強いメンバーが参加してくれています。僕の東京大学医学部同級生で、Johns HopkinsでMPH(公衆衛生修士)を取得した後、ハワイでAsia Pacific Leadership Progamに参加している鹿角契。大学の一つ上の先輩で、初期研修を終えた後にマッキンゼーに入社し、今はHarvardでMBA(経営学修士)を取得中の木畑宏一さん。東大を卒業した後にJICAで働き、Harvard Kennedy SchoolでMPP(公共政策修士)取得後、マッキンゼー入社、さらにJohns HopkinsでMPHを取得し、今は世界銀行で働く馬渕俊介さん。そして、運営を陰で支えながら、朝日新聞社で記者として働いた経験を生かし、記事の編集を担当してくれている僕の妻、麻理。

様々な経歴の、日米で活躍する多くの人たちの協力によって、やっとサイトの開設までこぎつけられました。このサイトがどのような発展を遂げるのか、当事者ながらとても楽しみです。読者のみなさんも、記事を楽しみながら、サイトの成長も楽しんでいただけると嬉しいです。常に皆さんのお役にたてる情報を提供できるよう、運営部一同頑張りたいと思っています。

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