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反田篤志

ブログについて

最適な医療とは何でしょうか?命が最も長らえる医療?コストがかからない医療?誰でも心おきなくかかれる医療?答えはよく分かりません。私の日米での体験や知識から、皆さんがそれを考えるためのちょっとした材料を提供できればと思います。ちなみにブログ内の意見は私個人のものであり、所属する団体や病院の意見を代表するものではありません。

反田篤志

2007年東京大学医学部卒業。沖縄県立中部病院で初期研修後、ニューヨークで内科研修、メイヨークリニックで予防医学フェローを修める。米国内科専門医、米国予防医学専門医、公衆衛生学修士。医療の質向上を専門とする。在米日本人の健康増進に寄与することを目的に、米国医療情報プラットフォーム『あめいろぐ』を共同設立。

故あって、米国の一地方都市にとんぼ返り旅行をしてきましたが、行きの飛行機は二時間遅れで乗り継ぎに間に合わず。目的地に着けずに空港近くのホテルに一泊する羽目に。しかも天候が理由だからといって、ホテル宿泊代も自己負担!目的地で予約したホテルには泊まれず、と散々でした。

どこの航空会社とは言いませんが、本当に飛行機に乗るたびに遅延します。今までの遅延確率は主観的に(怒りで水増しされて)50%くらいかと。そこで本当にアメリカの航空会社は遅れるのか?ということを検証。

Flight Statsという便利なサイトがあるんですね。定時運行率を過去三ヶ月のデータから教えてくれます。それによると…

By Airline:

Continental – 76%

American Airline – 79%

Delta – 83%

JAL – 85%

あれ?思ったよりそこまで大きな差はないんですね。JALがこの中では一番高いけれど、Deltaとの差はわずかだし、主観的な差を埋めるほどの大きさではない。とすると他の因子が影響している可能性あり。というわけで…

By Route:

JFK (NY) to ORD (CHI) – 67%

ORD (CHI) to JFK (NY) – 65%

LGA (NY) to ORD (CHI) – 76%

ORD (CHI) to JAC (Jackson Hole) – 76%

JFK (NY) to SLC (Salt Lake) – 79%

DEN (Denver) to SLC (Salt Lake) – 80%

うーん、微妙。ただどうも、メジャー空港同士の発着は、混みあうから遅れやすいようだ、という当たり前の結果が導かれたような気がします。JFKとシカゴの60%台って、よくよく考えてみるとすごい低い定時発着率ですよね。あ、忘れてましたね!日本の統計。

成田-福岡 92 %

羽田-関西 92%

なるほど。JALで定時発着率が高いのは、日本で定時発着率が高いから。それを米国と比べると、平均値で15%くらいの差が出るので、いつも遅れているように感じるようです。しかしこれって有名な事実だった気が…時間の無駄だったか…

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