たとえば、こんなとき。
麻酔科医が、イタリア人。
看護婦さんが、ドイツ人。
術者が、日本人。
麻酔科医が発言します。
「あと、どれぐらいで終わりますかね?」
日本人医師が
「20分以内です」
と答えます。
ドイツ人看護婦は、
ああ、きっかりと20分後だな、と思い、搬送のお迎えが20分後につくように準備の電話をかけます。
イタリア人麻酔科医は、
それはきっと、あと40分かかるってことだな、と解釈し、麻酔を追加します。
日本人医師は、
15分で終わらせるつもりでがんがんラストスパートをかけます。
で、17分かかってしまい、
「すみません、17分もかかってしまいました」
と謝罪発言をします。
ドイツ人看護婦は
「20分じゃなかったですね」
といいつつも、想定範囲内なのでさっさと片付けます。
イタリア人麻酔科医は
「ええ!? もう終わったの??? 参ったなー。しばらく起きないよー?」
と軽くパニックを起こします。
日本人医師は
『だって、20分っていったじゃん』と、心の中でさっきの会話は何のためだったんだろうと自問自答します。
実話です。
イタリア系とかドイツ系などではなく、その夜は本物の移民一代目の枢軸国の大集合でした。 コメディなどで見るような、典型的な展開だなと枢軸国再現の状況にくすっと笑ってしまいました。
(過去の日記より転載)
自分は日本人ではなくて、イタリア人だと思いました。
コメントありがとうございます。
自分もかなりいい加減だと思うのですが、イタリア人にはかないませんでした。
青柳先生がイタリア人気質だとは到底思えないのですが、今度ボストンにいらしたときはぜひ市内のイタリア街に一緒に呑みに行きましょう。結構面白いです。