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ブログについて

アメリカで研修をしながらも、心は日本人です。日本の医療、在米邦人の方々の医療に少しでもお役に立てるよう、情報を発信していきたいです。

宮田(野城) 加菜

東京医科歯科大学医学部を卒業後、腎臓内科研修を開始。在沖縄米国海軍病院を経て2011年夏よりアメリカ、ニューヨークにて内科研修、2014年よりロサンゼルスにて腎臓内科専門研修中。趣味は腎臓の形のケーキを焼くことと、宇宙開発に関する本を読むこと。

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2012/06/02

ややこしい単位たち

Medical ICUでの朝回診。いつものように前日入院した患者さんの病歴と身体所見をインターン(私)がプレゼンしていきます。
私:「入院時の頸静脈は怒張しており、胸骨角から4.5cmでした。」
アテンディング:「ははははは。君はぱっと見ただけで、4.5cmがどれくらいかわかるのかい?4cmとも5cmとも違う4.5cm?」
チーム全員:「はははは。」
私:「はい。4cmはこれくらい、5cmはこれくらい、4.5cmはこれくらいです(指で示す)」
フェロー:「カナは日本人だから、cmに慣れているんですよ。」
アテンディング:「いやあ、0.5cmの差なんて気にしたことないなあ~。」

一瞬、なぜチームの皆が笑っているのかわからなかったのですが、どうやらアメリカの人々は1cmがだいたいどれくらいの長さなのかという感覚に慣れておらず、0.5cm刻みの私の発言に飛びついたようなのです。日本で採用されているメートル法に対して、アメリカではヤード・ポンド法がいまだに使われています。医学の分野では、アメリカでも国際単位であるメートル法を用いますが、実際に医療をしている医師、看護師たちも日常生活ではヤード、インチを用いて生活していますので、センチメートルはどうも感覚がつかみづらいようです。

逆を言えば、私はいまだにアメリカの単位が感覚としてつかめません。スーパーで1ポンドいくら、という量り売りのお肉を買ったり、生地屋さんで1ヤードいくら、という布を買ったり。。。i phoneアプリ”Conversions”で事前にメートル法に換算しないと、どうも間違えて注文しそうになります。最難関は、2度計算しないといけないもの、たとえば自動車の燃費について友人と話している時。
友人:「あのハイブリッド車の燃費は50 miles/gallonなんだって。」
私:「ちょっと待って!(50 miles/gallon = 13.2 miles/L = 21 km/L)なるほどね。」
計算機なしにはすでにお手上げです。せめて病院ではメートル法を使って仕事ができるということが、本当に助かっています。

いつかアメリカでも、日本やヨーロッパのように日常生活でメートル法が基本となる日が来るのでしょうか?単位は世界共通の方が絶対便利だと思う一方で、これもまた独自の文化として残すべきなのかなとも思います。日本でも尺貫法はほぼ使われなくなりましたが、お米は一合二合と量りたいし、日本の子供たちには一寸法師の大きさがどれくらいか知っていて欲しい。難しいところです。

5件のコメント

  1. 反田 篤志 より:

    僕はスクエアフィートをスクエアメーターにして、さらに畳に換算するのが大変です。

    • 野城 加菜 より:

      スクエアフィートからの計算は私もお手上げです。はじめからあきらめてしまいます。。。

  2. 浅井 章博 より:

    すいません、一寸法師の大きさがわからなくなっています。お茶碗の中に入るっていうのは憶えています。

  3. 永井 博 より:

    始めまして、永井です!
    今さっき野城さんの「留学記念エッセイ」をよませていただきました。
    僕も宇宙が好きで宇宙飛行士になるのが夢です‼
    野城さんのエッセイには共感できるところが沢山ありました。
    今高校二年生なんですが、「筑波大学ににいったら毎日筑波宇宙センターに行ける」なんて全く同じ事考えてました(笑)
    次の宇宙飛行士募集がいつになるかわからないけど、野城さんの事応援します(笑)頑張って下さい!
    僕も宇宙飛行士に近づけるように勉強頑張ります(笑)

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