明日はアメリカではとっても大事な休日の一つ、サンクスギビング。日本の休日に無理やり当てはめると「勤労感謝の日」になるのでしょうが、それは日本人にとっては「いくつかある休日の一つ」に過ぎません。その一方で、米国ではサンクスギビングはクリスマスよりも大事(のよう)で、日本でいうところの正月にあたるくらいの重要度らしい。もちろん食べ物はお馴染みのターキー(七面鳥)にクランベリーソース。僕自身は米国に来て三年目、残念ながら今まで伝統的なサンクスギビングの食事を食べたことはありません…甘いソースってあまり食べる気しないんですよね(言い訳)。
マンハッタンのサンクスギビングイベントといえば、Macy’s(全米チェーンの大手デパート、日本でいうところの…西武?ジャスコ?イオン?)のバルーンパレード。こちらは二年前の写真。
こんな風に色々なキャラクターの巨大バルーンが空を飛んでマンハッタン内をパレードします。道は大混雑で、通過経路にあたる道路は封鎖されてチケットを持っていない限りあまり近づけません。
そういえばこんなカップルもいました。
このカップルはターキーに模した帽子をかぶっていますが、今年はニューヨーカーの間で本物のターキーをかぶる集団が現れると噂されています。フェイスブック上での呼びかけには既に1万人を超える賛同者がいるようで、明日は街が本物のターキー帽で埋め尽くされることが期待されています。クランベリーソースをかけたターキー帽、生のターキー帽、中には生きたターキー帽など、各自工夫を凝らしたターキー帽で出現するみたいです。イベントの後には、皆でイーストリバー沿いで一斉にかぶっていたターキーを(生の場合は焼いて)食べるそうで、予想される大量のゴミ処理のために、ニューヨーク警察も人員を増やして対応にあたるとのことです。
もし明日マンハッタンで誰一人ターキーをかぶっている人を見かけなかったら、「なーんだ残念、単なるネット上の噂だったんだな」と思ってくださいね(はーと)。
雰囲気は日本の大晦日みたいな感じですよね。いろんな宗教が混在するアメリカで、この日だけは国全体が「家族」という共通普遍の価値観でひとつになる、そんな印象です。