ニューヨークの建物の間には全く隙間がありません。文字通り、「全く」1mmも隙間がないのです。
日本では火事の延焼を防ぐため、また住環境配慮のため、法律により土地に対する建物の占有面積「建ぺい率」が60、80%などと決まっています。なので、(もちろん皆さんもご存知の通り)必ずといっていいほど建物同士には隙間があります。東京などのビル密集地帯でも例外なしです。
ニューヨークのビルにはなぜ隙間がないのでしょうか?延焼しやすい木造建築がないから?地震がないのでビルが揺れないから?犯罪が起こりそうな危険な路地裏を作りたくないから?どなたかこの辺の事情に詳しい方いたら教えてください。
ちなみに、土地がたくさんある地方都市では、隙間どころか建物同士がすごく離れて建っています。一度行ったヒューストンでは、広大な土地にふさわしく、100メートル四方ほどのブロックの真ん中にどでかい建物がドンと一つ、そして隣のビルまでは歩いて3分と、想像を超えて贅沢に土地を使用していました。5ブロック先といえばニューヨークでは歩いて5分ですが、ヒューストンではタクシーに乗るのが当たり前、と言っても過言でないかもしれません。
反田篤志さま、
初めまして。あなたの疑問にお答えします。
仰せの通りNYのビルには隙間がありません。
私はアメリカ在住11年3ヶ月、内ミシガンが10冬、後は南カリフォルニア
Los AngelesとSan Diegoの中間になるIrvineというところに住んでいました。
娘がNYの私立大学と大学院修士課程を修了し、私が日本に帰国したのは
1983年7月29日ですが、1995年から2008年8月7日まで娘に会いに毎年通いました。
アメリカ東海岸の多くの州はご存知のように岩盤でできていて、地震とは無縁です。
だから、殆んど隙間なしで建物が建てられます。娘が住んでいた賃貸アパートの屋上
から隣の建物に移動が可能でした。私はアメリカの独立記念日の花火を見るのが好きで
殆んどその時期にあわせてNYに出かけていました。ミシガンもカリフォルニアも
建物の間は隙間があります。特にシエラ・ネヴァダ山系が走るカリフォルニアは
地震が年中起きます。ですから、建物と建物の間を開けておかないと崩壊し大惨事に
なります。お役に立てたでしょうか?なお私の名前はブログを書いていますので
それを使いました。興味がおありでしたら「wasurenasoの日記」を覗いていただければ
幸いです。アメリカ、イギリス、チェコ共和国などなど常連で私のブログをお読み頂いて
います。幸い英語にあまり不自由しないため、NYTimesとCNNの邦訳をし、時事の話題が
多くなります。今、娘はWashigton,D.C.のWorld Bankに職を得て15年住み慣れたNYを
後にしました。
上のコメント、凄い参考になったけど、さりげなくない自慢とアピールがすごくて笑いました。おじいちゃん頑張ってね。