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北原大翔

ブログについて

一体手術室の中では何が行われているのか、手術室から見えてくる日本とアメリカの面白い違い、独身心臓外科医の生活・遊び・恋愛など誰も興味ないけど日本にいる医師にはなかなか書きづらい話題を包み隠さず発信しています。

北原大翔

1983年東京生まれ。2008年慶應義塾大学医学部卒業。モテるために心臓外科になりアメリカ留学を目指す、が、海外生活を嫌がる女性達からことごとく求婚を断られ完全に裏目に。しょうがないので2016年より単身渡米。現在ワシントンDCのMedStar Washington Hospital Centerで心臓外科医として働く。独身彼女なし。NPO法人 Team WADA (医療者の海外留学・就労を支援する団体)の代表。団体HPはコチラ https://teamwada.net

胸部外科学会に出るために帰国しました。飛行機をマイルでビジネスへアップグレードしたので快適に過ごしました。

僕は完全なる右利きですが、飯は左で食べるというおかしな育ちてられ方をしたため左手でご飯を食べています。

機内食が前菜、小鉢、メインみたいな感じで順番に出て来てその度にお盆を変えられるのですが、箸をぽてっと適当に置いていると、CAさんがお盆を持って行く際に箸を箸置きに綺麗に置いていってくれるのです。そこで、普通に右利き用に置くのかなー、と注目していると、非常にスマートに左利き用に置いて去っていかれました。

様々な状況における対応マニュアルが存在するとは思うのですが、箸の向きについてまで言及しているのであれば細かすぎるし、個人の力だとしたらこの人は経験や知識をもとにあらゆる局面に対応できる順応性をもった凄い人なんだと思いました。また、判断がどのようになされたのか(箸の先のテカテカ具合か、あるいは割ってる部位か、置き方か)は不明でしたが、いずれにしろその時間は0.5秒ほどでした。これがいわゆる一瞬で正しい判断をする、ということなのかと思いました。

 

気になったので、というかただただ話しかけたかったので聞いてみたら、どうやらマニュアルや研修の過程でそのような事項は学んでいないのだと。箸のテカテカ、割ってる方は両方みて判断したと。きれいに割られているので難しかったです、と割り箸の割り方を褒められました。うれしい。

 

 

北原 大翔先生への質問はこちらまで

メール:kitaharahiroto@yahoo.com

若手心臓外科医の会 (http://jaycs.jp)で留学ブログを担当。

m3.com(https://www.m3.com)、MediGate(https://www.medi-gate.jp)

でコラムを掲載中。

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