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ブログについて

最適な医療とは何でしょうか?命が最も長らえる医療?コストがかからない医療?誰でも心おきなくかかれる医療?答えはよく分かりません。私の日米での体験や知識から、皆さんがそれを考えるためのちょっとした材料を提供できればと思います。ちなみにブログ内の意見は私個人のものであり、所属する団体や病院の意見を代表するものではありません。

反田 篤志

2007年東京大学医学部卒業。沖縄県立中部病院で初期研修後、ニューヨークで内科研修、メイヨークリニックで予防医学フェローを修める。米国内科専門医、米国予防医学専門医、公衆衛生学修士。医療の質向上を専門とする。在米日本人の健康増進に寄与することを目的に、米国医療情報プラットフォーム『あめいろぐ』を共同設立。

反田 篤志のブログ
2011/11/01

充実しつづける外来研修

僕が研修医をしているこの三年間で、外来研修のカリキュラムがかなり変わった。

一年目は、外来研修は一カ月のブロック+週一回半日(Continuity Clinic、継続外来研修)だった。当時のシステムでは、一年目はブロック1つ、二・三年目はブロック2つが外来。一年目はそれ以外のほとんど(合計8か月だったかな?)が病棟研修だったので、ある意味日本と同じような、入院患者を診ることが研修の中心だった印象。

二年目は、一カ月のブロックが2つ+週一回半日が外来。システムに大きな変更はなかったものの、年に三か月ほどある選択研修のうち、一カ月は専門外来の研修を選択することが必要になった。僕はその機会を利用して、リウマチ科外来をローテートした。ちなみにこの選択は大正解だった。リウマチ科疾患の患者さんは、入院診療ではそんなに頻繁に見ることができないからだ。

三年目になって大きなシステム変更があった。二週間のブロックを二カ月ごとにこなす6+2制度に変更されたのだ。つまり、六週間は病棟など外来以外、二週間は外来、それを繰り返すのだ。研修医内では結構賛否両論あるものの、僕は比較的気に入っている。

以前のシステムだと病棟業務をこなしながら毎週一回クリニックに行くので、病棟の患者さんをお互いカバーしなくてはならなかった。また病棟の仕事が午前中に終わらない場合(僕はほとんど終わった試しがない)、クリニックから帰って仕事を片付ける必要があった。患者さんを二週間後にフォローしたくても、週一回半日の予約はすぐに埋まってしまうため、一カ月後にするか、自分以外の他の研修医に診てもらうかしなくてはならないこともしばしばあった。

今のシステムだと、二カ月おきにまとまって予約枠があるので、多くの患者さんで予定の立て方が楽になった印象がある。患者さんにとって、同じ医師に継続して診てもらうことに意味は限りなく大きい。一年目もこの方式で外来を回るため、以前に比べ外来研修が多くなった。病棟業務より肉体的に楽(週休二日)なので、僕としては羨ましい限りだが、入院診療の比重が減っているので、そこがちょっと懸念であったりはする。

この変化の背景にあるのは、ACGME(米国の研修制度評価機構、研修内容などを規定する)の規定変更で、「内科研修はその三分の一を外来にあてる(のが望ましい?)」というのがあったはずなのだが、ググっても出てこないので裏が取れない。誰か知っている方、教えてください。

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