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マーティンもと子

ブログについて

ERを駆け巡ることな、なんと100年! 砂漠の町テキサス州エルパソから発信します。 元女性管制官第一号。航空機の緊急事態を処理できる能力を救急の世界に応用できる異色のおもろい元管制官医師。絶対にぶつけへんで~! Clinical Assistant Professor at Texas Tech University

マーティンもと子

女性管制官第一号として11年間運輸省勤務後渡米。アメリカ人と結婚、5人の子宝にめぐまれる。夫婦そろってメディカルスクールを苦労して卒業後夫は内科軍医、私は救急の世界へ。 日米の医師免許取得。大阪府高槻市出身テキサス州エルパソ在住 Clinical Assistant Professor at Texas Tech University

またまた昔話から。

そのむかしむかし大昔、私が管制官だった頃、航空界というものはご想像どおり派手な実に狭い世界でした。管制官とキャビンアテンダントの恋、やはり多かったですね。CAが管制塔を見学に来ること、しょっちゅうでしたし、パーティーなんかもたくさんありました。私は日本初の女性管制官でしたので恋愛の対象はもちろん同性のCAではなく、パイロットということなりますでしょうか。空を飛ぶ彼氏と航空無線で、思いっきり声を甘くして、

”Have a good day!!”

なんちゃって。。。

でも「空港マートでフライトが終わったら9時に待っててね。」なんて無線で言ったものなら即刻首になっていたでしょうね。危ない危ない!

さて現実に戻ります。

医師たちの恋愛事情、ふ~む航空界劣らずけっこう派手です。院内恋愛ご法度なんてありえませんから。周りを見渡しますと離婚歴のない医師を探すのは非常に難しいです。一般にアメリカでは50%のカップルが離婚に至るといいますがERの医師はかっこいい人が多いので?それでかどうかは不明ですが離婚率は9割以上いっているように思います。。。

以下はうちの病院での恋愛事情のほんの一例です。

館内放送でコードブルーが二つほぼ同時に流れました。一つはICU,もうひとつはCCUで、CCUというのは循環器専門のICUのことなんですが私はもう一人の医師がICUに走るのを見届けた後CCUへ猛ダッシュ!

コードブルーを片付けてERに帰ろうとしますと、何かうしろにとても熱い視線を感じました。

振り向きますとドクターらしき人が微笑みながらこちらをじっと見ています。

「あのう。ドクターでしょうか。お名前は?」

「ボクはドクターRです。さっきのコードブルー、かっこよかったですよ。患者さんをああやって救う姿、ステキでした。ところで今度お食事でもいかが?オフの日に電話しますから電話番号教えてください。」

ま、こんな大阪のおばはんでも院内恋愛のチャンスはころがっているということやね。

 

ところで医師たちの恋愛事情という日本のドラマ、現在第4話までお話が進んでいますが、あほらしいと思いながらけっこう影響されております。

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