新しいクライエントとお話をする際には、セラピストとしての私のバックグラウンドとスタイルについてお伝えするようにしています。ダンスセラピーと身体心理学(somatic psychology)と聞いてもピンとこない場合も多いですが、「例えばこんな経験はないですか?」「セラピーについて私はこんな考え方をしています。」と例を挙げると実際のセッションがイメージしやすくなるのではないかと思っています。また、私自身がvisual learner(視覚型の学習が好き)なので、セッションの中では図を使って説明したり、絵を描いたり、想像を促すこともあります。映画『インサイド・ヘッド』(原題:Inside Out)は、よく例に挙げる一つです。
セラピーにおいて、セラピストとクライエントの関係はとても大切だと思っています。セラピストのスタイルや考え方はもちろん、相性も大事な要素なので、新しいクライエントには複数のセラピストとお話して、ニーズに合ったセラピストを選ぶことをお勧めしています。セラピストにとって大事なことは、クライエントが心健やかに生活できることです。