アメリカの小児がん情報ではありませんが、国内での小児がん患者を支える活動が毎日新聞に掲載されていたので、紹介します。 記事に紹介されている堀越医師は、わたしがレジデントとして小児がん診療をはじめた、静岡県立こども病院時代 […] » 続きを読む
専門科別アーカイブ: 血液・腫瘍
11/1/2011 Journal of Clinical Oncologyより 小児がんで最も頻度の高い急性リンパ性白血病は、患者の長期生存率が80%を超えるようになり、生存率だけではなく長期生存者のQOL向上が課題と […] » 続きを読む
先日、群馬県前橋市で開催された、第53回日本小児血液がん学会に参加してきました。小児血液と小児がんの結びつきは、血液内科と腫瘍内科のそれよりもずっと強く、基本的には二つの専門を兼ねる小児科医がほとんどです。より細分化され […] » 続きを読む
治療が始まると、化学療法を安全かつ確実に行うことと、他の診療が順調にスケジュールどおり行われているかをモニターすることが、小児がん専門医の日常的な仕事になります。さらに、小児がん治療中に発生するさまざまな、社会的・心理学 […] » 続きを読む
話はすこしそれますが、なぜ医療先進国であるはずの日本で、小児がんの世界的な標準治療が受けられない状況が出てきているのでしょうか。これは、小児の医薬品認可・公的健康保険適応の問題と密接です。小児がんに限らずがん医療がどんど […] » 続きを読む
多くの場合、小児がんの治療はmulti-disciplinary approachとなり、手術療法、放射線療法、化学療法、免疫療法に加え、支持療法と精神心理学的サポートが必要になります。すべてを用いなければならない小児が […] » 続きを読む
小児がんの確定診断がついたら、それを患児と家族に告知して、治療方針のついての話し合いをしなくてはなりません。通常、未成年の診療に対する最終責任・決定権をもつ親権者である両親に病名を告知するわけですが、患児に病名を告知する […] » 続きを読む
小児がん診断までのプロセスは、白血病のように血液か骨髄の検体を、顕微鏡で見て即日につく場合と、外科系医師の手術または生検後、病理医による診断がでるまで長いときには1週間近く待つ場合さまざまです。近年、遺伝子異常などの分子 […] » 続きを読む
小児がん専門医の仕事は、小児がん疑いで紹介されてきた患者、または院内でコンサルトされてきた患者の、問診・診察から始まりますが、自分が自己紹介をするとき、患者や家族は名札にかかれた「腫瘍科またはCancer Center、 […] » 続きを読む
じつは日本にもアメリカにも小児がん専門医という資格はありません。歴史的に、小児がんの中でもっとも多い疾患である白血病の診療と研究にあたってきた小児血液医が中心となって、小児がんという専門分野を確立してきたため、現在も小児 […] » 続きを読む
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