病院で行われる音楽療法の一つに「Procedural Support」があります。通常、Child Life Specialistが受診者である子供の検査、検診がスムーズに行われるようサポートするものですが、『音』に好反応を示す3歳以下の幼児や障害をもっている子供たちの場合、音楽療法士が代わりに歌や楽器を使いながらProcedural Supportを行います。また、CT-SCANなどを行う場合に、麻酔をなるべくなら使いたくないという親御さんが音楽療法をリクエストすることもあります。音楽を使いながら子供を『ねむ~い、、、リラックス~』の状態にもっていき、麻酔を使わずに検査を行います。「そんなにうまくいくの!?」とお思いの方もいらっしゃると思いますが(←私は思っていました(汗)、これをTallahassee Memorial HealthCare (FL)で専門にしている方は今のところ失敗した例はないとおっしゃっていました。
そこで、今回はProcedural Supportにちなんで『診察室にあったら便利かも(?!)楽器TOP5』をご紹介したいと思います。麻酔の代わりにはなりませんが、子供の気を引く(そらす?)ことのできる便利な楽器リストです。もちろん、「ここだ!」というところでパッと取り出すのがポイントですが、、、(笑)。
それでは、5位から、、、。
⑤ Rainmaker
おなじみのレインスティック。OCEAN DRUMよりも軽く心地のよい音が出るのが特徴です。短いものもありますが、個人的には長いもののほうがお勧めです。
④ Vibra Tone
静かでやさしい響きのチャイムです。卵状のものや球状のものなのいろいろな種類が出ていますが、このタイプが一番音が響きます。
③ Sparking Drum・Ocean Drum
幼児に限らず大人にも人気の楽器です。サイズと使い方によって音の大きさが変わるので、注意が必要ですがドラムの中に入っている小さな玉の動きに子供たちはびっくりするようです。
③番外編:Cabasa→大きな音が苦手な子供たちにはこちらがお勧めです。
② Lollipop Drum
あめの形とポップな色が子供たちに大人気です。食べようとする子供も少なくないので、消毒用のスプレーは欠かせませんが、、、。
そして、第一位は~、、、
① Thunder Drum
引っ張ると雷のような音が出ます。かなり大きな音が出るので注意が必要ですが、大抵の子供たちは見たことがないので一気に興味がわくようです。部屋の電気を消して使うとさらに雰囲気が出て◎。
♪診察室に楽器は想像がつきにくいかもしれませんが、機会があったらぜひぜひお試しください♪
*写真出典:West Musicより