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ブログについて

生命が生まれてくるのは世界共通。でも、そこに関わる医療や文化には大きな違いが・・。アメリカでの妊娠・出産事情や母乳育児の現状を日本との比較を通して紹介していこうと思います。

今井 あゆみ

京都出身。日本で助産師として10年間働いた後、渡米。カリフォルニア大学サンフランシスコ校にて、助産師および婦人専門のナースプラクティショナーとして修士号を取得。現在、サンフランシスコベイエリアで助産師として勤務。また、国際認定ラクテーションコンサルタントとして母乳育児の推進にも積極的に活動中。

今井 あゆみのブログ
2013/07/24

アメリカの助産師について

人に天職というものがあるとすれば、私にとって助産師の仕事は天職である。日本で助産師として働いた後、アメリカに渡り産科看護師として働いていたが、やはり産まれてくる命をこの手に受け止めるその瞬間が愛おしくて、アメリカで大学院に進み助産師になることにした。すでに知っていることを大金をかけて大学院まで行ってやり直す・・と聴くとたいていの人は呆れるのだが、それでもやりたいと思ったのはやはり助産師という仕事が私にとっては天職だからだろう。

アメリカの助産師の世界は一言で言えば混沌としている。それは助産師という仕事がこの国でどう確立されてきたか、その歴史的背景に理由がある。そもそもアメリカの開拓時代、世界中から流れ込んでくる移民は大抵貧しく、まともな医療など受けられる時代ではなかった。出産に医師が立ち会うのは裕福層だけ。お金のない新移民はライセンスのない出産経験がある女性や、一緒にアメリカに移民してきた外国の助産師によって出産が介助されていた。(ちなみに日本人もその例外でなく、1930年ごろカリフォルニアでは日本の助産師が多数移民、出産介助にあたっていた。)あまりに高い周産期死亡率に業を煮やした公衆衛生局は、イギリスから助産師を招きアメリカにおける助産教育確立に乗り出した。助産学は看護学の一環として位置づけられ、こうしてCNM(Certified Nurse Midwife)が産まれた。その後、CNMの国家レベルでの専門団体The American College of Nurse Midwifery(ACNM)が発足。ACNMが認めた高度看護助産教育プログラムを卒業したものだけに、日本の国家試験に相当する認定試験の受験資格が与えられるようになった。2010年にはCNMになるためには、修士レベルの学位の取得が義務付けられるようになった。

 

しかし、誰もがCNMになれる(なりたい?)わけでもなく、相変わらず貧困層や自宅で出産を望む人たちは、ライセンスのないLay Midwivesという人たちによって出産が行われていた。Lay Midwifeは別名Direct-Entry-Midwives(DEMs)あるいはCertified Professional Midwives (CPMs) といわれ、現在でもほとんどの人は自宅出産にかかわっている。ACNMを中心とした国家レベルで統一された教育基準や資格試験基準があるCNMに比べ、DEMsおよびCPMsの教育基準や認定試験は州によってまちまちである。高等教育レベルで自宅出産助産師や産科医の元で経験を積んだものに認定試験の受験資格を与える州もあれば、ニューヨーク州のように修士レベルの教育(看護専門以外でもよい)とACNMの行う国家レベルの認定試験にパスしなければならない州もある。ニューヨークのように看護の教育背景がなくても、ACNMが認めた専門教育を受け、試験にパスした人はCertified midwives (CMs)として登録されている。

このような歴史的経緯があるために、アメリカでは一口に「助産師」といってもいろいろな教育背景や資格、経験を持つ人たちがいる。簡単にまとめると以下のようになる。

Certified Nurse Midwives (CNMs) : The American College of
Nursing-Midwives (ACNM) の定めた修士レベルの専門看護・助産教育プログラムを終え、ACNMの定める資格試験に合格した者がCNMとして登録されている。ほとんどのCNMは病院やバースセンターで働き、独立した妊婦検診、薬の処方を含めたプライマリーケア、超音波を用いた診断(Limited first trimester and third trimester )、出産介助、帝王切開の第一助手、患者教育、婦人科の検診、避妊具の挿入および避妊薬の処方、受胎調節、性病の診断・治療および患者教育などに携わっている。

Certified Midwives(CMs):看護の教育背景を持たないが、ACNMが定めた修士レベルの教育を受け、ACNMの行う認定試験にパスしたものがCMsとして登録されている。就業内容はCNM同様。

Direct-entry-midwives(DEMs)および Certified professional midwives (CPMs):教育背景および資格試験の基準は州によって異なる。ほとんどのDEMsは自宅出産を行うか、バースセンターで働いている。DEMsの専門団体として、Midwives Alliance North America (MANA)が中心となって、DEMsおよびCPMsの定義、Scope of practiceの確立などが進められている。薬の処方や超音波診断などは行わない。

というわけで、アメリカで助産師によるケアや出産介助を望む場合、一口に「助産師」と言っても様々な人がいて、どのような出産をどこでどうしたいのか・・・によって誰に頼むかが変わってくる事を知っていただきたい。

 

ちなみに私はCertified Nurse Midwife (CNMs)です。

 

54件のコメント

  1. 反田 篤志 より:

    助産師制度に関しては全く知らなかったので、勉強になりました。医師も(産婦人科医以外は)助産師の情報には疎いと思います。ぜひ色々と教えてください!

  2. 今井 あゆみ より:

    反田先生

    コメントをありがとうございます。よく日本人の患者さんから、自宅出産をしてほしいと頼まれるのですが、CNMももちろん自宅出産介助を法的には出来るのですが、医療過誤保険(年間17K-25K)が払えないので自宅出産の介助は実際のところ難しいです。またその辺もブログに書けたら、と思います。

  3. Mariko McCulley より:

    アメリカの助産師をやっているお友達がいても、どのような教育で資格を持っているのか分からなかったのですが、助産師の種類改めてを知ることができました。
    今私はアメリカで看護師の資格を取るために勉強をしています。
    その後看護師の資格を取ったら、CNMsの資格を取りたいと思っています。
    そしてできたらもう少し追求していけるよう、ナースプラクティナーも夢見ております。
    CNMsをとってから、ナースプラクティナーになるためには、どのような手段をとれば取れるのか教えて頂けると嬉しいです!!

    • 今井 あゆみ より:

      Marikoさん

      NP(ナースプラクティショナー)には専門分野によって種類があります。成人看護専門のAdult NP, 産婦人科および小児科を兼ねたFamily NP、精神領域のPsychiatric NP、癌専門のOncology NPなどです。私はWomen’s Health NPでもあるのですが、FNP と違い小児科の領域は新生児以外診ませんが婦人科はティーンエージャーからお年寄りまで診ます。WHNPとして働く場合は、妊婦検診は行わず、婦人科の患者さんが相手になります。おもに、性病の診断および治療、避妊および受胎指導、がん検診、子宮内膜組織診、乳房検診、泌尿器疾患の診断および治療などが主な仕事内容です。現在NPになるためには、大学院で修士を取得する必要があります。CNMのコースの多くは、WHNPの教育も兼ねていますから卒業後にCNMとWHNPの両方の資格試験を受ける事が出来ます。CNM とFNPの両方を取る人もいますが、お金と時間がかかります(笑)。詳しい教育システムについては、また近日ブログに書きますね。がんばってください。

  4. Mariko McCulley より:

    詳しいNPについての説明ありがとうございました!!
    WHNPの内容もとても気になるのですが、妊婦検診は行わないとの事でしたが、NPで妊婦検診を行うには資格がいるのですか?アメリカで妊婦検診は助産師が行えると聞いたのですが。。WHNPとして資格を取りお産や、妊婦検診、受胎調節など産前産後の妊婦さんの管理や、母子関係の援助を行える資格となるとやはりWHNPでしょうか?婦人科の患者さんではなく、マタニティーや、お産、新生児、母子関係についての管理を深めていきたいのですが、その内容を行えるNPは存在しますか?NPについては日本でもまだまだ普及されたばかりでこれからアメリカでのNP状況をどんどんと知らせていける事が大事だと思っています。

    • 今井 あゆみ より:

      Marikoさん

      Marikoさんが興味のある妊婦検診、受胎調節指導、出産後のケアと検診・・・などは、FNP(Family Nurse Practitioner)の仕事ですね。これらに加え、お産の介助もしたいのなら助産師CNM(Certified Nurse Midwife)になる必要があります。FNPは小児、周産期、婦人科、一般診療を扱いますが、出産の介助は行いません。FNPのほとんどは、外来で仕事をしています。一方、CNMは外来で妊婦検診を行うと同時に産科分娩室で勤務し出産の介助に当たります。私も週に1-2日外来で妊婦検診をし、あと2-3日は病院で分娩の介助および退院診察指導をしています。CNMを取ってからNPになるには。。。とお伺いされていますが、CNMもNPも同等の立場です。どちらもAdvanced Practice Nursingの一部です。守備範囲が違うだけです。

  5. Mariko McCulley より:

    了解しました!!CNMは助産師の資格で、その後に上級看護師になるための資格を取るのかと思っていました。妊婦検診などができる、FNPを目標に頑張っていければと思います。日本で働いていたのですが、日本での資格を看護師の資格同様アメリカで活用することはできますか?看護師の資格はCGFNSで査定してもらい、英語の試験とNCLEXを受けるまでたどりつきました。まだ看護師の資格を取るのがはじめですが。。

  6. Mariko McCulley より:

    前の文章が途切れてしまってすみません。。
    三行目のFNSを目標に頑張っていければと思います。のあと、
    助産師として日本で働いていたのですが、、が抜けてしまいました。

    • 今井 あゆみ より:

      Marikoさん

      日本での助産師資格が修士によるものなら、州によってはCNM資格試験にチャレンジできるかもしれませんが、私もその当たり詳しく知りません。ニューヨークでは外国人助産師が規定を満たせば、受験できるとうわさで聞いた事がありますが、本当かどうかは知りません。American Midwifery Certification Boardに問い合わせてみてはどうでしょうか?仮に出来たとしても、私個人的にはお勧めしません。日本での助産師の働き方およびそのScope of Practiceとアメリカのそれは大きく違います。FNPでもCNMでもアメリカでは、Primary Care Providerとしての役割を求められます。例えば、妊婦さんが咳をしている場合、自分で判断してウィルス性のものか、細菌性のものか、TBかアレルギーかなど診断しないといけません。そのために必要な検査をオーダーして、検査結果を判断し薬を処方しないといけません。必要があれば、医師にコンサルトもします。私が看護教育を日本で受けたのはもうずいぶん昔で、比較が難しいのですが、こうしたPrimary Medicineおよびアメリカにおける薬理学の知識は日本の看護・助産教育では、アメリカでCNM として働くには十分ではないとおもいます。日本での最終学歴が修士なら、FNP もしくはCNMになるには、大学院で最短18ヶ月のCertificateProgramで受験資格が取れると思います。日本での最終学歴が学位なら、アメリカの大学院に編入して修士コースに入るかCertificate Programに入ることになります。

  7. Mariko McCulley より:

    詳しく教えて下さりありがとうございました。
    日本で助産師として出来る範囲の仕事はアメリカでのCMNとはかけ離れていますね。
    日本では診断する力はほとんど助産師には養われてないです。。。知識を得たとしても、実際に現場では薬理の事は全て医師の範囲。。
    アメリカの助産師は日本の医師が行う業務をしているので、
    知識、理解力、経験が、ここまで日本とアメリカとでは違うのだなぁ。と改めて感じました。業務の違いは国の法律に伴ってできているのですね。。
    私は最終学歴が学士なので、大学院を目指し助産師の勉強を再度していきます。
    改めて初心に戻り、アメリカでの助産師を目指していけるよう頑張ります!!

  8. Kumi より:

    初めまして。現在高校2年生で、進学を悩んでるところです。
    助産師を目指していて、いつか助産師を通して国際的に(UNなど)働きたいと考えております。
    私は現在日本ですが、親がすでにアメリカで、アメリカの高校に編入するか、大学から入るか、そのまま日本の大学に進学するか迷っています。
    先生はどのようなお考えから日本で働いた後アメリカに行かれたのでしょうか。
    アメリカとイギリスでは今どちらの方が助産の面で優れているのでしょうか。
    また、国際的に認められるような助産師になるにはどのような進路を選べばよいのか、何かアドバイスがいただければ大変光栄です。
    宜しくお願い致します。

    • 今井 あゆみ より:

      Kumiさま
      「国際的に活躍したい」というのは、主に発展途上国で仕事をしたいと言う事でしょうか?具体的に南米、アフリカ、アジアなど希望の場所がありますか?途上国で働くには、助産のみならず、国際公衆衛生学や熱帯医学の知識が要ると思います。これらの専門分野に強い大学院を探す必要がありそうですね。助産を学ぶ上でアメリカか日本かと聞かれたら、やはりアメリカでしょう。理由はまず言語の問題(英語と言う共通語の習得)、臨床の幅の広さ(HIVも含めた性病診断、婦人科疾患の診断、避妊具の挿入や抗生剤を含めた薬の処方、中絶など様々な事をアメリカでは行います)、それに国際交流における幅の広さ(例えば、大きな病院では一年に一回、希望者を募って途上国で医療を行うチームを派遣するなど色々な形の国際協力がいろいろなレベルで存在します)です。私の友人もアフリカで活躍していますが、彼女の診療所からもっとも近い病院に行くには車で半日かかるそうです。従って、助産のみならず、結核やHIV、それに感染症を含めた様々な病気を診なければなりません。アメリカの助産教育ではプライマリーメディスン(総合医学)に力を入れていますから、診断や治療の選択を鍛えられる事は間違いありません。アメリカかイギリスかと言う質問は、残念ながらお答えできません。イギリスの助産に対する知識があまりないため、比較しようがないのです。すいません。最後に、日本の大学を出て助産教育を受けても、国際的に活躍している日本人助産師は沢山います。私の同期はパキスタンなどを含めたアジア諸国で教育を通じて現地の助産師を育てていますよ。国際協力にはいろいろなやり方があるのです。私はアメリカに移り住む前、アメリカの助産師と会って話をして実際の診療を見せてもらい、大学院の学生とも話をしました。日本でいろいろ調べてみるのもいいですが、ご両親もいらっしゃる事ですから、アメリカに来て実際に見て感じてみるのもいいかもしれませんね。楽しみですね。選択肢がいろいろあると言うのは、素晴らしい事です。がんばって。

  9. nathalie より:

    2013年の記事のようですが、今出会いましてコメントさせて頂きます。
    来春から助産師として日本で働きますが、私の夢はアメリカでNPになることです。
    あゆみさんは、NPになってから、更にCNMsになられた、とのことでしたが、
    NP取得の当時の状況(勉強の仕方や場所、期間)などお教え願います。
    また、NPうあCNMsになった場合の米国での就職先はありますか?(グリーンカードの取得等もふくめ)
    よろしくお願い致します。

    • 今井 あゆみ より:

      Nathalleさま
      ナースプラクティショナーと一言に言っても、色々な専門分野があります。どの専門分野に進みたいのでしょうか?女性の健康に関わる分野だけでも、いろいろな専門分野があります。婦人科専門のNP、ファミリーナースプラクティショナー、未熟児やハイリスク新生児専門のNPなどいろいろです。私は助産師であると同時に婦人科専門のNPの資格をもっています。NPになってから助産師になった訳ではありません。アメリカで助産師もしくはNPになるためには大学院にいく必要があります。私が行ったプログラムは、修士課程2年間のコースで助産師とともに婦人科専門のNPも取得できるコースでした。他の分野のNPのコースでも、基本は大学院修士二年間です。働きながら通う学生や看護のバックグランドのない学生のためにRNになるコースと抱き合わせで3年間と言うコースもあります。グリーンカードの取得に関してですが、NPもしくはCNMとしてグリーンカードのスポンサーを探すのは(不可能とは言いませんが)、かなり厳しいです。都市部は就職の競争が激しいのでまず無理でしょう。郊外に行けば可能かもしれませんが、外国人を雇うメリットが何かしらなければ難しいです。ただ、日本人のドクターが行っているクリニックなどで、日本語のバイリンガルNPを求めている所もあるでしょうから、不可能ではないと思います。私個人も含め回りの日本人NPを見ていると、ほとんどの人はRNとしてグリーンカードを取得しています。RNとしてなら、外国人に永住権申請のスポンセーになってくれる病院がまだ存在します。アメリカで助産コースやNPのコースに入るためには、まずその州のRNになる必要があります。私個人的にはアメリカでNPのコースに進む前にRNとして1−2年働いてみる事をお勧めします。その間に永住権も取得し、アメリカの巨大な医療システムも理解し、英語も上達し、コネも作れるでしょう。(コネがなぜ大切か?アメリカでは大学院への進学、就職、全ての場面で推薦状が必要なのです。)日本からNPになるためにアメリカの大学院に来て、卒業しても就職がなくて学生ビザが切れて帰国を余儀なくされた方も少なからず見て来ました。(大学院在学中に、アメリカ人と結婚して永住権を取得、NPとして働き始めた人もいますから、なんでも不可能ではないんですが)。アメリカ人でさえ、大学院を卒業してすぐにNPもしくはCNMとして就職できるのは60−70パーセントくらいです。仕事が見つかるまでRNとして働いたり、他の州に出て経験を積んでから都市部に戻ってくる人も多くいます。この辺りの事情も考慮して、将来の計画を立ててくださいね。

  10. nami より:

    こんにちわ、初めまして。偶然このブログを見つけました。私も少ない経験ではありますが助産師をしており、海外のインターンシップに興味があります。もしよろしければ、相談に乗っていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

    • 今井 あゆみ より:

      nami さま
      海外での助産のインターンシップですか?日本で助産師をしていて、アメリカや他の国で助産師がどのように働いているか見てみたい、という意味でしょうか?それとも海外で助産師とボランティア的な立場で働いてみたい、と言う意味でしょうか?何か具体的な計画がおありですか?

  11. 平井まり より:

    今井さん、こんにちは!初めまして。
    アメリカで助産師になる方法を調べており、こちらのサイトを発見しました!
    すごく助かります!
    今井さんの経歴を見て、とても尊敬しています!!

    インターネットでアメリカで助産師になる方法を調べていましたが、いまいち分かりません…。
    そこで質問させてください!

    私は看護の短期大学を卒業後、助産専攻科に入学し現在助産師として数年ですが働いています。
    アメリカでは、助産師と言っても色々な資格があるのですね。
    もし、CNMsを取得したい場合は、どのような過程をとるのが良いのでしょうか?
    アメリカの大学に入学すべきですか?
    また日本で助産師の資格を持っていたとしても、日本で大学卒業していないといけないのでしょうか?

    またCNMs、CMs、DEMsの需要の高さ、給料なども違うのでしょうか?

    そして、今井さん自身、アメリカで助産師として働いてみてのメリットやデメリットはありますか?

    沢山質問してすみません。
    本当に無知で申し訳ないです…

    私自身まだまだ色々と調べてみようと思います!
    ご返信頂けると嬉しいです。

    • 今井 あゆみ より:

      まりさん

      アメリカでCNMとして働くためには、一般的に修士が必要です。4年生大学を出て修士を取る変わりに一年半の専門コースを取る人もいますが、ほとんどの人は修士号を取得します。私がアメリカに来たときの最終学歴はちょうどまりさんの今の状態と同じでした。
      修士に行くためには、まずは大学に編入して学位を取る必要がありました。当時、私には留学生として悠長に学生だけやって行けるだけの経済的なゆとりがなかったので、まずは自分で勉強してカリフォルニアの’看護師の免許を取りました。看護師(Registered nurse)なら、いまのまりさんの資格でもチャレンジできるはずです。それから、カリフォルニアで看護師として働きながらアメリカのオンラインの大学で学位を取得しました。そして永住権も取得しました。看護師の免許を持っているので、臨床をする必要がなく、ほとんどは看護理論やリサーチのクラスでしたからオンラインで十分でした。看護師として働きながら大学を卒業する頃には、アメリカの臨床にもなれ、多少英語もましになり、チャージナース(病棟の主任みたいなもの)として後輩や学生の面倒も見ていまいした。それから大学院に進んで、修士を取ったわけです。アメリカの助産コースはものすごく臨床時間が多い(1080時間、日本の臨床実習のやく8倍と言った所でしょうか?)ので、看護師のバイトは週に1−2日かろうじてできる。。という感じでした。アメリカの大学へ行くべきか、日本の大学へ行くべきか。。。将来アメリカで働きたいなら、絶対アメリカの大学をお勧めします。アメリカの法律や習慣、臨床の場でのチームワークなどに慣れる必要があるからです。日本で大学を出て学位を取り、アメリカの大学院に編入するという手もありますが、(そして沢山の日本人がこのルートでアメリカのナースプラクティショナーや助産師の免許を取りますが)、問題は大学院を出た後に学生ビザしかない立場でどうしてアメリカに住み続ける事ができるかと言う所がネックになります。アメリカで働くためには就労ビザか永住権が必要です。大学院をでてアメリカの助産師の免許をとっても、ビザか永住権がなければアメリカに滞在できないという事を良く考えてルートを選択してください。それぞれの助産師の給料差についてですが、免許の差というよりは何処で働くかによって全く違います。CNMの多くは病院で勤務しています。年収はどれだけ働くか、何処で働くかによって様々です(大都市なら給料はいいと思いますが、内陸部に行けば賃金が低い。。のはどの仕事も一般的にそういう傾向があります)。アメリカで助産師として働くメリットは独立していろいろな事ができる、と言う事でしょうか。でも、メリットはデメリットにもなりますよ。それだけ責任が重いと言う事です。アメリカの産科医の70パーセント、助産師の30パーセントは訴訟歴があるというデータがあります。そんな社会に外国人として入って行き、アメリカでのチーム内で認められやって行くには、それなりの覚悟と努力が必要です。私も日本にいた頃、まりさんのように迷っていた時、アメリカに住んでいる日本人に『あれこれ日本で考えてないで、さっさとアメリカにいらっしゃい」と言われた事があります。アメリカに来なければ見えない事がいろいろありますから、語学留学などを兼ねていろいろ見に来てみるのもいいかもしれません。サンフランシスコに来るなら、いつでも声をかけてください。がんばって。

  12. 平井まり より:

    今井さん、お返事ありがとうございます!とても分かりやすく説明していただき、本当に感謝しています‼︎

    そして、今井さんのお話を聞いて、とても背中を押していただけました。
    今井さんも、私と同じ状態でアメリカに行かれたのですね。
    もともと英語はできたのですか??

    やはり百聞は一見にしかずですよね。
    サンフランシスコに行ってみたくなりました!…というか、行きます!笑

    今年の3月までカナダにワーキングホリデーを終え帰国しまして、今はまた助産師として働き、英語の勉強と貯金に励んでおります!
    次行くならアメリカに行きたい!そして、看護師として、助産師として働きたいです!!

    そしてサンフランシスコに行ったら直接今井さんのお話聞きたいです(*^^*)
    本当に今井さんに相談して良かったです!!

    • 今井 あゆみ より:

      まりさん

      英語に関しては、短期間の留学は何度かしていましたが、アメリカに来た当初はほとんどしゃべれなかったと思います。アメリカに来て最初の一年は全くの学生(看護以外の分野で)でしたが、講義の60パーセントほどしか理解できない状態だったと思います。それを補うために、必死に予習しましたねえ。教科書や参考文献、論文は授業の前に全部読みました。特にしゃべる、聞き取るのは苦手で、グループアクティビティやクラスでの発表の日は泣きたい気分でしたねえ。聞き取りやしゃべる事が飛躍的に伸びたのは、やはり仕事をし始めてからです。否応でも、患者さんや病院のスタッフと対応しなければなりませんからね。特に電話での対応は地獄でしたねえ。電話が鳴るたびに逃げてました(笑)。医師の早口で略語だらけの(電話での)オーダーには、特に泣かされました(笑)。分娩室には緊急事態はつきものですから、そう言う状況の中でコミュニケーションを取るのは、本当に大変な事です。英語と環境のストレスで何度もやめて日本に帰ろうと思いました。でも不思議な事に、いつもそう言う時に限って患者さんから救われて来ました。アメリカの都市部には私と同じように移民して来て、英語で文化による考え方の違いに苦労してる患者さんがいっぱいいるんです。私の京都弁スピードの英語が感謝される事もあるのです。インフォームドコンセントではなく、「こころ」に触れて欲しくて病院に来られる人もいます。英語はただの手段です。語学に力を注ぐのは大切な事ですが、やりたい事をやっているうちに勝手について来ます。好きな事を同じ志を持っている人たちとやっているうちに、なんとかなります。

  13. 平井まり より:

    お返事ありがとうございます!

    最初の1年は学生だったのですね(*^^*)
    一般の大学ですか?
    それからRNの資格を取得されたのですか??
    また日本ではどのように英語を勉強されていたのですか?

    英語はやはり第二言語ですし、本当に大変ですよね…
    それをとても痛感しております…

    何事も為せば成る。ですよね‼︎
    いやでも、、本当に今井さんすごいですね‼︎

  14. Hanna より:

    こんにちは、現在中学3年で色々進路を考えていて
    私は助産師という職業にとても魅力を感じています。

    もし私が助産師にったら是非私の生まれた南米のコロンビアで働きたいのですが
    コロンビアで助産師として働くためには現地で資格をとらないといけないのですか?
    それともアメリカの資格や日本の資格でも大丈夫だったりしますか?

    他のサイトには途上国だと現地の資格でなくてもいいと書いてありましたが
    コロンビアは途上国の中に入りますか?
    わからないことだらけで中途半端な質問ばかりですみません
    御返事いただけたら嬉しいです

    • 今井 あゆみ より:

      お返事が随分遅くなってごめんなさい。旅行や仕事でバタバタしていました。
      コロンビアで助産師ですか?素晴らしいですね、是非実現してください。

      「働く」と一言に言っても、いろんな働き方があります。お給料をもらって働くこともあれば、お給料はもらわずに「奉仕」(ボランティア)という形で貢献することも立派なお仕事です。外国でその国の助産師の資格を取って仕事をすると言う事は、お給料がもらえて、どんな所で働くかも自分で決められると言う事です。コロンビアで助産師の資格を取ったら、コロンビアのどの病院でもお給料を得て働くことは簡単だとおもいます。一方で、ボランティアとして日本の資格で海外に働きに行く場合、多くの場合は医療を受けられない貧しい患者さんや医師や助産師がいない地域で働く事になります。日本の資格で仕事はできますが、どのくらい長く仕事をするか、どんな地域に行くかはあなたではなく、ボランティアの派遣団体が決める事になります。そしてボランティアというのは、お給料は支払われない事がほとんどです。

      コロンビアで働くには色々な方法がありますよ。日本で助産師になってから、国際協力やボランティア(医療奉仕活動)と言う形でコロンビアに行く事もできます。その場合、短期間の滞在だったり、お給料は支払われないで働くと言う事になるかもしれません。国際ボランティアの団体によっては、長い間コロンビアに滞在を認める場合やお給料が払われる場合もありますが、かなり稀です。短期間の医療奉仕活動ではなく、コロンビアに戻ってコロンビアの社会の一部となって長い期間、きちんとお給料も得て仕事をしたいなら、コロンビアで大学に入り現地で助産師になった方がいいと思います。私は残念ながらコロンビアの助産師教育状況(助産師になるためにどのような勉強する必要があるのか)をよく知らないのですが、南米のある国では助産師になるためには(日本のように)看護学部ではなく、医学部に入らなければならない場合があります。日本で助産師になっても、そのまま外国の助産師になって仕事をする事はできません。その国の国家試験や資格試験に受からないといけないのですが、その申し込みをするときにその国の教育条件(助産師になる為に何を勉強したか)を満たしているかが問われます。例えば、私は日本でも助産師でしたが、アメリカの助産師になるためにアメリカの大学院に入り直さなければなりませんでした。日本で助産師になるために学んだ事が、アメリカで助産師になるための条件を満たしていないからです。もしコロンビアで助産師になるのに医学部に行かなければならないなら、日本で看護学部に4年間通って助産師になってからコロンビアの大学に編入するのは、とっても遠回りかもしれませんね。コロンビアでは、助産師になるためにどんな学校に通い、どんな勉強をするべきか調べて見る必要がありますね。

      コロンビアは発展途上国かどうか、と言う質問ですが経済だけを基準にみれば途上国かもしれません。貧富の差も日本よりうんと大きいかもしれません。医療を十分に受けられない方も沢山いるとおもいます。そうした患者さんのために、日本から医療奉仕のボランティアとして奉仕活動をするのにはコロンビアの助産師資格はいらないでしょう。日本の助産師として、日本の資格でボランティアはできます。ボランティアとしてコロンビアに行くためには、まず日本で助産師として沢山経験を積んで、スペイン語も話せるようにならないとね。頑張ってください。

  15. ゆきこ より:

    知り合いが、サンフランシスコで出産を希望していて、現在日本からきて知人のお宅にいるのですが、
    出産出来る病院を探していましたが、病院での出産の他に、助産師にお願いする方法もある
    とわかり、色々教えてほしいのですが、日本語がわかる助産師さんはいますか?
    出産場所は、自宅になりますか?知人のお宅なので気を使うのでその場合、アパートを借りた方がいいのか?
    病院出産だけど、助産師にお願いする事?も出来るのか?
    予算はいくらぐらいなのか?
    出産前の診察などあるのか?など助産師に出産をお願いする場合など教えてください。
    宜しくお願いします。

    • 今井 あゆみ より:

      お友達は日本人で、アメリカに短期滞在していてこちらで出産を希望すると言う事でしょうか?
      私の知る限りサンフランシスコベイエリアで日本人の助産師は、私だけだと思います。私は現在サンフランシスコから南に車で40分くらいの所にあるKaiser Permanente Redwood City Medical Centerで、お産をとっています。外来はKaiser Pertemante San Mateoで妊婦検診および産後の検診を行っています。もし、カイザーに来られる場合は、まずカイザーの会員になる必要があります。私は自宅出産は扱っていません。

      私の知る限り、自宅出産をする日本人助産師はベイエリアにはいないと思いますが、ベイエリアには素晴らしい開業助産師が沢山いますよ。Googleで、”homebirth midwives, bay area”と入れれば開業助産師やそのグループが出て来ます。何人か会ってみて、どの人が一番フィーリングがあうか、地理的な条件などを実際に会って話して見る事をお勧めします。自宅出産は保険が利かないので、一部の検診、検査を除き自腹を切る事になります。出産そのものは2000〜6000ドルくらいでしょうが、それ以外に妊婦検診や産後の訪問などを付け加えればさらにかかります。また自宅出産で問題があり病院に搬送された場合、もし保険がないのなら莫大な費用を請求されることも考慮しておいてください。例えば新生児がNICUなどに滞在すれば、一日に数千ドルは軽くかかる事も知っておく必要があります。アメリカの病院で保険がない状態で出産すると、経膣分娩で約6000−7000ドル、帝王切開なら10000−12000ドルほどかかります。これは出産費用だけで、それ以外の看護料や個室使用料は別になります。日本で購入された旅行保険などを使う場合でも、アメリカでの出産はカバーされるのか、事前に保険会社に問い合わせる事をお勧めします。

      自宅で出産される場合、友人宅かアパートを借りるべきかと言う質問は背景がわからないのでお答えしにくいのですが、助産師として言わせていただくなら、出産のあとは回りのサポートが本当に大切な時期です。頻回の母乳や慢性の睡眠不足、何かと人の助けが必要な時です。産後の検診だってあります。アパートに住むにしろ、友人宅に住むにしろ、お産前にしっかりサポートシステムを作っておく必要があります。まして、異国での出産、育児となるとなおさらです。緊急の時は誰がサポートしてくれるのか、英語が話せない場合は小児科の検診など誰が付き添ってくれるのか。。など、よく考慮の上サポートシステムを作っておいてくださいね。

  16. matsumoto より:

    今井さん、はじめまして!このブログを見て私も他の方と同じような質問になってしまいますが、お聞きしたいくコメントをさせて頂ました。
    現在は日本で助産師として働いています。わずかながらの経験ですが、病院・クリニックを経験し現在は助産院にて働き地域に根付いたケアをしたいなと日々仕事しております。
    看護学生時代の頃からNPに興味があったものの日本では主流ではないですし、資格を取得できる状況も情報不足でよくわからないままでした。その頃からアメリカ医療の専門別な医療をいつか学びたいと思い、助産院で努めてからはお産を扱う事の責任の重さや母乳外来でのケアを行うにあたり、もっと深く学びアメリカへの希望が膨らみました。現在ラクテーションも取得の為、研修を受けたりしている最中です。
    今井さんの記事にあるfamilyNPもしくはやはりCNMを取りたいのでアメリカ留学をしようとしていました。とりあえずNPをとって現地で働き語学や医療現場に慣れてから助産師を目指すつもりでお金をためていました。
    GCFNSの勉強と語学学校に行きながら試験を受けるといいた留学会社に相談に行き、おとは入学金を払うとこまで準備していました。お金のめどがつき、いざ申し込みしようとしたら諸事情で学生の受け入れを中止したとの事でした。またはじめから留学についてあれこれ調べているのですが今井さんのように私も資格を取得したいと考えています。現在の私の語学力は非常に低いです。現地の語学学校まで予定していた会社で事前勉強プログラムもあったので独学で中学〜高校レベルの基礎をやり直ししていただけです。トイックやトッフルとか勉強していませんでした。どのようにして日本国内でアメリカの看護師資格の勉強をされたのですか?
    また私の調べたところAbout American College of Nurse-Midwives (ACNM)のサイトからRN-BSN Application Processという学校などをみつけ、こういう所で勉強するほうがいいのかなと考えています。
    いずれにしてもアメリカのこのような学校に行くには留学として私はどう準備すべきなのか悩んでおります。
    今井さんのご経験ののように働き、その後オンラインで資格をとれるのが理想なのですが、何かそちらに留学する情報を知っていればお伺いしたいです。
    長々と申し訳ありませんが、お返事いただければ幸いです。

    • 今井 あゆみ より:

      アメリカ留学の最終目的は何ですか?アメリカで臨床をして行きたいのか、もしくはアメリカで学んだ事を日本に帰って活かして行きたいのでしょうか?それによって話が少し変わって来ます。アメリカの永住権(グリーンカード)をお持ちですか?それによっても話が変わって来ます。私の知る限り、仮にアメリカの大学院に入ってFNP(もしくはCNM)になったとしても、もし現在グリーンカードをお持ちでないなら、グリーンカードのスポンサーになってくれてしかもFNPとして雇ってくれる所を見つけるのは大変難しいと思います。大都市部ではまず新卒の外国人FNPにグリーンカードのサポートをしても雇いたい。。と言う所は少ないと思います。大学院を学生ビザで卒業しても、FNPの資格を活かしてすぐに就職するのは難しいと言う事です。学生ビザによる滞在期間が切れれば、日本に帰らざるを得ません。何でもありのアメリカですから、不可能とはいいません。留学中にアメリカ人と結婚して、あっさり永住権を取得、すぐに仕事を見つけた人も知っていますから。こうした例外を除き、一般的にはFNPとしてすぐに仕事を見つけるのは厳しいと思います。

      留学先については、私は留学会社などを通さずに自分で探しました。今はインターネットで簡単に大学院の情報も入ってくるしアプリケーションも出せますから便利な世の中です。留学先候補をいくつか決めたら、その学部長に手紙などを書いて個人的なインタビューを申し込んで見るというのも手です。実際会ってみて、いろいろ話を聞いてみてから決めるのもいいと思います。

      語学については、日本で語学学校に行く事が役に立たない。。。とは言いませんが、入ってくる情報量が少なすぎます。看護は生活そのものを支える事です。その国で食べているもの、子供の育て方の違い、宗教や文化、習慣も含めて人々が信じるものの違いなどを学ぶには、日本で入ってくる情報など本当にわずかです。アメリカという国を学び、そこで生きている人たちをケアしていくには、アメリカに来てしまう事です。語学は後からついて来ます。私も日本でCGFNSの勉強もしましたし、語学学校にも行きました。今振り返るなら、(そしてもう一度やり直せるなら)日本で語学学校や留学会社にお金を払うくらいならアメリカで語学学校に通いながら、こちらで大学院の情報やNCLEXの試験対策を探した方がいいと思います。日本の語学学校で5年かけて学んだ事は、アメリカ生活の半年分にもなりません。仕事や経済的な環境が許すなら、一日も早くアメリカにいらっしゃい。もう一言付け加えるなら、アメリカに来ても、こちらの語学学校に3ヶ月以上行く必要はありません。語学学校の後、経済的に許されるならアメリカの大学には学位にならないけど、certification レベルで取れる講座が山のように存在しますから、こうした勉強をするのも楽しいですよ。私はサンフランシスコ州立大にあるホリスティックヘルスの講座を取りながら、その合間にNCLEXの勉強を自分でしました。興味のある事を学ぶと、英語の吸収もすごく速いし、同じ事に興味のある友人も作れますから、語学学校にいるよりもずっと有意義です。まずは自分がアメリカのどの辺りに住みたいか決めて、その地域の大学、語学学校、大学院などの情報をインターネットで探す事から始めてみたらいかがでしょうか?

  17. みかん より:

    アメリカの助産師について調べていてこのホームページに辿り着きました。ブログを読んで、アメリカの助産師と日本の助産師の違いがよくわかりました。私は今、日本で助産師をしています。この度、アメリカ人の彼と結婚するためアメリカに行くので、アメリカで助産師ができないかと考えていました。アメリカの助産師はカイザー等にも入り、また妊婦健診も行うとのことで、私のイメージでは産科医と変わらないように感じました。私は助産師をしたいのですが、カイザーの第一助手等、日本の産科医と同様の仕事をする自信はないです。分娩介助はもちろんしたく、出来るなら日本の助産師の役割の範囲内の仕事をアメリカでしたいと考えています。調べたところ、 Nurse midwifeという資格?があるようですが、これが日本の助産師と同様の仕事内容になるのでしょうか?また、もしそうなのであれば、現場でのニーズはありますか?よろしくお願いします。

    • 今井 あゆみ より:

      みかんさま
      Nurse Midwifeのほとんどは病院で働いていて、カイザーの助手も妊婦検診も行います。確かに、日本の助産師よりも業務の幅が広いかもしれません。おっしゃる通り、産科医に近い事もいろいろします。でも、大学院に編入して臨床実習を行えば、こうした日本でやらなかった業務にも慣れて行きますよ。アメリカでの臨床実習時間数は日本のそれの約10倍ですから。妊婦検診やカイザーの助手は避けたいが、お産は取りたい。。というなら、開業助産師になって自宅出産をするのも一つの手です。何か問題が起った場合は、患者さんを病院に搬送すればいいのですから。でも、妊婦検診は開業助産師でも行う必要があります。病院で働きたいが、お産は取らなくてもいいなら(そして陣痛中の患者さんのベットサイドケアを行いたいなら)、産科看護師の仕事ができます。お産の介助はしませんが、分娩中のベッドサイドケアを行い、第二期には怒責の誘導も行います。私はアメリカに来てしばらく産科看護師として働いていましたが、一人の患者さんとゆっくり関われるので楽しかったですよ。日本の病院勤務助産師の働き方に近いですし、入りやすいです。ただお産の介助は行えません。アメリカの医療、助産師の仕事を間近で見て学ぶには、産科看護師の仕事はお勧めです。そのうえで、やっぱりお産が介助したいと思うなら、助産師のなる事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?それから、ドゥーラーになる事も一つです。ドゥーラーは認定講習をうければ誰でも慣れます。陣痛中のサポートをする人のことで、アメリカでは患者さんが個人的にドゥーラーを雇って病院につれてきます。患者さんの精神的なサポートや、陣痛中のサポート、マッサージ、ケアを行います。ですが、医療従事者ではないので、医療行為は一切行いません。最後にもう一つ。カイザーの助手や妊婦検診はほとんどの場合、Nurse Midwifeの助産業務として求められますが、契約内容によっては稀に病院によっては行わなくて良い所もあります。でも、そういう病院を探すのは至難の業です。

  18. みかん より:

    先日はご返信ありがとうございました。とても分かりやすく、参考になりました。産科看護師としてまずは働いてみようと思います。きっと、日本とアメリカの違いに驚きがたくさんあるでしょうね。そして、再度ご質問したいことがあります。DEMsについてです。仕事内容を見ると比較的、日本の助産師に近いのかなと感じたのですが。実際、DEMsの方は病院のバースセンターで働いて分娩介助を行っているのでしょうか。また、現実には需要はあるのですか。また、下世話な話になりますがDEMsだとどのくらいの給料になるのでしょうか。やはり、CNMsが最も需要があるのかな、と思ったのですが。よろしくお願いいたします。

    • 今井 あゆみ より:

      DEMsのほとんどは自宅出産に携わっています。病院勤務のDEMsはほとんど見ません。バースセンターはいろいろです。DEMsによって経営されている所もありますし、CNMsによって経営されている所もあります。助産師によって介助される分娩の91.7パーセントはCNM によります。つまりDEMやCM ( certified midwife)による助産介助は10パーセント以下と言う事です。病院勤務が希望であれば、CNMになる事は必須です。私の回りを見回してみても、病院勤務のDEMには会った事がありません。DEMについて、その仕事内容などはMidwives Alliance of North America ( MANA) http://mana.org を参考にしてください。報酬はどれだけ患者を獲得できるかによるでしょう。分娩介助と妊婦検診、それに産後の訪問もあわせて数千ドルから日本円で百万近く請求する事も可能ですが、外国人の立場でどれだけクライアントを獲得できるかはよく考える必要がありますね。また医療訴訟になった時の為に医療過誤保険をかけるかかけないかなどで歳出も大きく違ってきます。州によってもまちまちですが、産科の医療過誤保険は非常に高い(年間300−700万円くらい?)ので、それを払えるくらいの収入を得るためには、相当数の患者さんを抱える必要があります。実際のところ、ほとんどの自宅出産を行うDEMは患者さんに、何があっても訴訟には応じませんという宣誓書にサインをもらった上で、ケアを行っているのが実際です。それでも、例えばカリフォルニアの場合は、患者さんがサインしていても実際に訴訟になって負ければ助産師の個人財産の没収になります。と言うと恐ろしげですが、開業助産師の良い所は、患者さんと密な信頼関係があるので、そう言う事はほとんど起らないことでしょうか。しかし、開業助産師への訴訟も法的にはあり得る事です。

  19. 二之方わかさ より:

    今年で助産師になって5年目に入りました。
    質問があり、メッセージ送らせていただきました。
    児の娩出を促すために、陣痛に合わせて両指で娩出方向に誘導する技術を英語で何と言いますか?
    唐突な質問ですみません!

    • 今井 あゆみ より:

      こんにちわ、わかささん。おもしろい質問ですねえ。アメリカには「誘導する」という概念そのものが存在しません。私もこちらの産科で働き始めた頃、どうやって自分がやっている事(誘導)をわかってもらうか苦労しました。「誘導」すると言う概念も技術もないからです。英語でいうと、”I stretch your perineum to help baby’s descent” になってしまいます。明らかに「先進部の誘導」と会陰マッサージ(もしくはストレッチ)は全くの別物ですが、アメリカには誘導と言う技術そのものがほぼ存在しないのです。助産師や産科看護師の中には「誘導指」を置く事そのものを嫌う風潮もあります。速い下降や過度のマッサージや刺激で裂傷が深くなると考える人がいるからです。そういう背景ですから、患者さんに「その指は何してるの?」と聞かれたら、I just want to feel and make sure if you push effectively. とか I am helpting your baby to rotate ( or descend) とかいうと、納得されます。誘導という概念と技術が正しく理解されて理論化、翻訳されれば、立派な論文になるでしょうね。ちなみにわかささんは、患者さんに聞かれたら、日本語でなんと説明していますか?

  20. まる より:

    初めまして。記事もコメントもためになるものばかりでとても感謝しています。
    今助産師2年目です。分娩介助経験はまだありません。今、将来についてすごく迷っていて中々決めれず途方に暮れており、質問させて頂きました。
    もともと診療診察がしたく高校生のときからNPに興味がありました。日本でまず助産業務というものの理解をすべきだとは思うのですが、医師の範疇が行えるアメリカでのNPや助産師はかなり魅力的でアメリカに行って勉強したい思いが膨らみます。やはり2年間の日本の経験だけでは時期早々でしょうか。

    • 今井 あゆみ より:

      まるさん、こんにちわ。診療診察に興味があると言うのは、助産師としてですか?アメリカでは助産師は独立もしくは医師と共同で妊婦検診を行っています。私も週に最低一度は外来で仕事をします。妊娠の初期診断から定期の妊婦検診、患者教育、必要な検査やスクリーニングのオーダー、産後の検診、避妊などなどです。NPと一口に言っても色々なNPがいます。周産期や婦人科にかかわるのは、Family nurse practitioner, women’s health nurse practitionerです。それ以外にも、精神科専門、成人専門、小児専門、癌専門、心臓疾患専門などいろいろなNPがいます。まるさんはどの分野のNPになりたいのでしょうか?助産師として2年の経験が十分かそうでないかは、どの分野に進みたいかにもよりますが、私個人的にはあまり日本での経験の長さは関係ないと思います。私は日本で10年近く助産師として働いてアメリカの助産師になりました。日本では、妊婦検診を独立して行うと言う経験がなかったので、アメリカでは外来に関しては初心者同然でした。ただ、分娩、産褥に関してはかなり経験を積んでいたし、患者さんとどのようにコミュニケーションをとるかなどは心得ていたので、そこが未知の分野に踏み出す自分を支える自信になった気がします。また日本で学んだ事をアメリカ人とシェアする事も、私には大切な事だったので日本での経験はその点役に立ちました。しかしその一方で、日本での経験故に、アメリカのやり方に納得できず、納得できなくてもしなければならない事にフラストレーションを抱える事も一杯あります。文化の差だから。。となかなか、割り切れない事に苦しむ事も多々あります。だから、何年日本で経験したからと言うのは、最終的には関係ないように思えます。アメリカで臨床を行うのが最終的な夢ならば、一日も早くアメリカに来て勉強する事を勧めます。

  21. 二之方わかさ より:

    ご回答ありがとうございます!
    そうなんですね。日本でも助産師にとっては、同じ理由で誘導すること自体に抵抗がある方が多いとお思います。ただ微弱陣痛でオキシトシン点滴を規定量まで投与してもなかなか進行しない場合や、児心音が低下して回復しないときに、実施したりします。ただやりすぎて重度の裂傷を引き起こしてしまうこともあるため、必要最小限でなくてはならないと思ってます。医師と協同してお産に臨むことが殆どの職場環境なので、誘導という技術について皆で考えたくて調べてみましたが、日本ではガイドラインや研究などもでてません。英語なら何かあるのかと思いましたが、そうではないのですね。研究などで明らかに結果があるものなら、話し合いやすいと思ったのですが。日本では、誘導を説明するとしたら、「赤ちゃんが出て来やすいようにお手伝いしますね。指の方向わかりますか?こっちの方向に力かけてみてくださいね。」とかです。そうですね、研究して誘導の弊害をしっかり結果にできればいいですね。ありがとうございます。

    • 今井 あゆみ より:

      私個人的には、誘導は助産師のすばらしい技術だと思っています。指の感覚で、児がちゃんと骨盤下降線にそって下降しているかを確認しながら怒責の方向やスピードを調整するのは、とても大切な事だと思います。経験だけではなく、骨盤と児頭の関係が3次元で理解できるか、それが頭に描けてそのように誘導できるかだと思うのです。モニターの管理や医学的な管理も必要な事だけど、助産師としての誘導技術をこれからの世代も失って欲しくないものです。

  22. みかん より:

    今井さん。以前も質問させていただいたみかんです。あれからも色々調べ、まずは看護師として産科で働くことに決めました。そこで質問なのですが、以前のご回答で産科看護師はベッドサイドのケアや第二期の怒責の誘導が可能ということでしたが、内診はどうなのでしょうか。分娩進行を見るためには必要だと思うのですが、そこは日本と同じく助産師、もしくは医師のみが可能なのでしょうか?

    • 今井 あゆみ より:

      みかんさん。少しずつ夢が具体的な形にまとまりつつありますか?楽しみです。さて、内診ですが一言で言えば働く場所によります。一般に、アメリカの産科看護師は内診する事が許されています。助産師のいない病院では、産科看護師が内診も、クスコー鏡も、子宮内圧カテーテルの挿入や胎児心拍内測法のためのスパイラル電極の装着、超音波などを行う人もいます。医師と連絡を密に取り合いながら、内診を行い分娩中のケアを独立して行う看護師も沢山います。入院、退院の決定や薬の処方は行いません。職場の環境にもよりますがアメリカの看護師はかなりいろいろな事ができます。では助産師と何が違うのか。。。全く私個人の意見ですが、助産師の内診はただ子宮口の開大や児の下降だけを診るだけではなく、回旋や骨盤の形状、触診による骨盤内の異常の把握、児の進入軸の調整など、もっともっと奥が深いし、内診によって得る情報量が圧倒的に違うと思うのです。今まで一緒に働いて来た看護師を見ていても、そこまで深く理解して内診している人はほとんどいないように思います。

  23. マヒロ より:

    今井さん、はじめまして。私は現在日本の高校に通っている高3です。大学は日本の大学へ行く予定ですか、卒業後にNPを取得しにアメリカへ行こうと思っています。
    少し前までは助産師になりたくて、大学四年次に助産師の選択ができる大学を志望していたのですが、国際医療にとても興味があり在学中に医療ボランティアや、アメリカ大学に短期留学を盛んに行なっている大学に志望を変更しました。しかし、そこの大学には助産師の選択がないのですが、そのままアメリカへ行きアメリカでNP(お産などに関われるunit)は習得できますか?またその後、その資格はどこの国でも使うことは可能ですか?
    もし可能だとしたら、アメリカでNPをとり何年か経験を積んだら、私は発展途上国で働きたいと思っています。わからないことだらけなので、NPのしくみなどを教えていただけたら幸いです。

    • 今井 あゆみ より:

      まひろさん、アメリカに置けるNPと助産師の違いは簡単に言ってしまうと、NPは分娩介助ができない。。と言う事です。しかし、妊婦検診や婦人の検診などを行う事は出来ます。まひろさんが国際医療を行うにあたり、何がしたいのかが今後の道を決めポイントになると思うのですが。助産師としてお産をとり、女性の健康一般に関わりたいなら助産師の資格と経験が必要です。小児や成人も含めていろんな人を対象にしたいなら、NPとしての知識が必要です。行く国によっては、HIVや公衆衛生、感染症のコントロールなどの知識が必要になります。まずアメリカの大学院でNPを取る事に集中してみたらどうでしょうか?その過程で他にもいろいろな形で国際医療に関わる方法が必ず見えて来ます。例えば私が通ったUniversity of California San FranciscoにはGlobal Health MinorやHIV/Aids Focusというコースがありますhttps://nursing.ucsf.edu/academic-program/global-health-minor こうしたマイナーコースでは、発展途上国で働くために必要な知識を集中的に学ぶことが出来ます。大学院にはこうしたマイナーコースがいろいろありますから、アメリカの留学先を決める時の参考にしてください。アメリカの資格が他の国で通用するかは、国によって違うと思います。国際医療のボランティア団体に所属していくか、その国に移民として行くかによっても違うでしょう。これも、きっとアメリカでNPの勉強をしている間に、いろんな情報が入ってくるはずです。アメリカでNPや助産師になるためには、まず大学で学位を取り大学院に進まなければなりません。NPか助産師かというのは、まひろさんが決める事ですが、私個人的には両方必要だと思います。私事ですが、私は先週までアフリカにいました。ジンバブエという国の小さなクリニックを訪れ、地元の助産師さんと話をする機会がありました。その小さな村には大きな病院もあるにはあるのですが、医師がくるのは週に二日間ほどで、あとは地元の助産師さんが妊婦さんも、子供達も診ていました。医療過疎地域で医療を行うには幅広い知識と経験が必要です。NPになるためには大学院に2年間行く必要がありますが、そのあと助産師の資格も取りたければ最短一年半で取る事ができます。(両方の資格を3年半で取得する事は可能です)。NPになる過程で大学院を卒業すれば、助産師になるために大学院で修士をやり直す必要はないので、助産師になるための専門コースだけを取ればいいわけで、最短で一年半で国家試験を受ける資格が取得できるのです。逆も可能で、助産師として大学院で修士を取得して、その後NPになることも可能です。どちらから始めるにせよ、まずはコアになる資格を取得して経験を積みながら次のステップを探してみてください。

  24. 長井菜摘 より:

    先日はご多忙の中、ご丁寧に質問にお答えして下さりありがとうございました。以前メールにて相談させて頂きました、日本の国立大学で看護学を専攻し、卒業後はCNMを目指す長井菜摘と申します。

    今井様よりご意見をいただきまして、語学学校や大学の専門課程から編入など何かしらの形を取り渡米し、助産のボランティア活動やRNとして働きながら大学院の入学の道を探すことに致しました。費用については日本で数年働くか、教育ローンや奨学金を探すか、それらを併用するかは検討中です。ただ、これらも現在のところ不確定でありまして、より現地での詳細な情報を収集することが必要であると実感したため、来年2月に一度渡米することに致しました。その際に現地の大学院生に話を伺ったり、許可を頂ければつてのある助産師の方に活動を一部拝見したいと思っております。
    今井様の経験より的確なアドバイスより、自分自身の将来像が見えてきて非常にワクワクしております。本当にありがとうございました。

    • 今井 あゆみ より:

      菜摘さん、それは楽しみですね?2月の訪米は、何処を訪れる予定ですか?サンフランシスコベイエリアに来られるなら、いつでもお見せしますよ。ただ、アメリカは患者さんのプライバシーの保護が非常に厳しい国なので、もし臨床の現場を見てみたいなら、早めに許可を取る必要があります。ちょっとした見学でも、病院内に入って患者さんに合うなら、許可がいります。参考まで。

  25. りな より:

    こんにちは。私は、現在高3の者です。
    将来は、国際結婚をしてハワイかカリフォルニアなどで助産師をしたいと思っています。
    しかし、アメリカで助産師になる。と言う夢は決まっているのですが進路の事で悩んでいます。
    今は、看護専門学校に行ったあと助産師の専門学校に行こうと考えていますが、アメリカで助産師になるにあたって、日本では大学に進んだ方がいいのか、専門学校に進んだ方がいいのかで悩んでいます。

    また、アメリカで助産師の資格を取る場合、大学院に編入しないといけないと思うんですが、専門卒と大卒とで編入の年数は変わるのでしょうか?
    そして、日本では看護師の国家試験に合格しないと助産師の国家試験を受けられませんがアメリカでも同じ制度ですか?

    また、向こうで留学したり大学院に入ったり試験を受けたりしてすごく費用がかかりそうなんですけど、全部でどれくらいの費用がかかりましたか?

    あと、最後にもう一つだけ
    日本で助産師として働いて何年臨床を積んでからアメリカに行きましたか?

    本当に質問攻めてすみませんm(_ _)m
    わからない事だらけで…
    今井さんのお時間がある時に返信を頂けたら幸いです。
    よろしくお願いします。

    • 今井 あゆみ より:

      りなさん
      私個人的には大学に進学する事をお勧めします。日本では専門学校から大学院への進学は可能ですが、アメリカでは大学院に編入するには学士が必要です。日本で専門学校卒業の資格であれば、アメリカか日本でまた学位を取る所から始めなければならないでしょう。日本で専門学校を卒業して、さらに大学院も卒業して日本で修士を取ってから渡米するのであれば話は別ですが。その場合、アメリカで大学院に編入して助産の認定コースを取れば言い訳ですが、アメリカの看護師の資格が必要です。日本の専門学校卒業資格で、アメリカの大学院に編入する事はまず不可能だと思います。日本で学士を取っていれば、アメリカの大学院に進学すればいいんだから最短で2−3年で済みます。アメリカの大学院には看護師の資格を最初の一年で取得して、後の2年間んで助産の専門を取れるコースもあります。CNM( certified nurse midwife)になるには、Registered Nurse ( RN)の資格が必要です。大学院の留学費用は最短2年コースで州立で400〜600万、私立の場合は600−1000万くらいかかります。州立大学へ国際留学生として学生ビザで入学するとさらに授業料は高くなります。アメリカの大学院トップ10の授業料比較はこちらを参考にしてみてはいかがでしょうかhttp://grad-schools.usnews.rankingsandreviews.com/best-graduate-schools/top-nursing-schools/nur-rankings
      看護師の資格も取るために3年コースで行くなら、授業料だけで1000万近くかかると思ってください。さらにものすごく高いのが、教科書代です。専門書はどれも高いです。ニューヨークやサンフランシスコと言った都市部に住む場合は、アパートの家賃も卒倒するぐらい高いです。全部でいくらと言うのは、場所にもよるし、行く大学院にもよるし、一言では言えません。幸いアメリカはいろいろ奨学金制度があったり、学生ローンもあるし、看護師として働きながら大学院に通う事も可能です。最後の質問ですが、私は10年近く助産師として働いてからアメリカに来ました。

  26. りな より:

    詳しく丁寧に説明してくれて、ありがとうございますm(_ _)m
    私の夢を理解してくれる人がなかなかいなくて、相談相手がいなかったので本当に助かりました。
    やっぱり、経験者の人に話を聞くのが一番ちゃんとした意見が聞けますね。
    本当にありがとうございますm(_ _)m

    やっぱり、大学に行ったほうが良いんですね。
    大学に行くと奨学金を借りて、借金をする事になるので迷っていたんですが、
    自分の夢の為に、やっぱり大学に行こうと思います。

    今井さんに相談して良かったです!
    ありがとうございました。

    • 今井 あゆみ より:

      頑張ってくださいね。信じて諦めなければ、きっと道は開いていきます。アメリカは、そういう国です。

  27. 小嶋 楓 より:

    今井さん、はじめまして。
    アメリカでの助産師のなり方を探している中、
    こちらのサイトを見つけて拝見させて頂きました!
    今井さんの行動力や、努力にただただ尊敬の気持ちで
    いっぱいです。本当に凄いです。
    私は将来、アメリカで助産師になり働くことを
    目標にしています。そこで、質問があります。私は現在日本で看護師をしていますが
    大学で資格を取得した訳ではなく、5年一貫の学校を卒業して資格を取得しました。
    その場合、アメリカで助産師を取得するにはどのようにしたら良いのかアドバイスをお願い致します。アメリカで大学に通う、生活するとなれば費用も気になります。是非教えて頂きたいです。よろしくお願い致します。

    • 今井 あゆみ より:

      小嶋さん
      5年一貫の学校というと専門学校ですか?日本での最終学歴はなんですか?準学士?日本での看護師の免許は正看護師ですか?

  28. 新井 より:

    今井さん、初めまして。日本で5年助産師をしておりましたが結婚をし、現在はCaliforniaのFresnoで暮らしています(グリーンカードアプライ中です)。アメリカで出産を経験し、日本とアメリカの医療の違いに困惑したと同時にワクワクしたのを今でも覚えています。
    ブログ記事と質問を読ませていただき大変勉強になりました。
    私自身、上記の方と同じ5年一貫の看護学校(高校の衛生看護科・専攻科という括りになるので高卒扱いになります。正看護師です。)を卒業し、その後助産師になるべく助産学専攻のある短期大学に進学いたしました。アメリカで助産師になるための近道はないかと、放送大学で足りない単位を取得し学士が取れないものか日本に問い合わせましたが、この5年一貫の看護学校+短期大学では単位が認められないため、学士を取るためには最初からやり直さなければならないと言うことがわかり諦めておりました。(学位論文は学生時代作成していたため、単位さえ取れればと思ったのが甘かったようです)
    過去の質問の回答の中に”自分で勉強してカリフォルニアの看護師の免許をとりました”とありましたが、これは私の学歴でも可能ということでしょうか。また日本のように看護師の免許があれば助産師の進学が可能になる、なんてことはありますか?
    アメリカで今から大学進学と大学院進学となると時間がかかりすぎてしまい現状諦めざるを得ないのですが、もしまだ自分に残されている道があるのならと思い相談させていただきました。
    主人がアメリカで医師をしており病院に行く機会が多いのですが、行くたびに医療職者であった時のワクワクが沸々と湧いています。私も今井さん同様、助産師は転職だと感じています。

  29. 新井 より:

    今井さん、初めまして。日本で5年助産師をしておりましたが結婚をし、現在はCaliforniaのFresnoで暮らしています(グリーンカードアプライ中です)。アメリカで出産を経験し、日本とアメリカの医療の違いに困惑したと同時にワクワクしたのを今でも覚えています。
    ブログ記事と質問を読ませていただき大変勉強になりました。
    私自身、上記の方と同じ5年一貫の看護学校(高校の衛生看護科・専攻科という括りになるので高卒扱いになります。正看護師です。)を卒業し、その後助産師になるべく助産学専攻のある短期大学に進学いたしました。アメリカで助産師になるための近道はないかと、放送大学で足りない単位を取得し学士が取れないものか日本に問い合わせましたが、この5年一貫の看護学校+短期大学では単位が認められないため、学士を取るためには最初からやり直さなければならないと言うことがわかり諦めておりました。(学位論文は学生時代作成していたため、単位さえ取れればと思ったのが甘かったようです)
    過去の質問の回答の中に”自分で勉強してカリフォルニアの看護師の免許をとりました”とありましたが、これは私の学歴でも可能ということでしょうか。また日本のように看護師の免許があれば助産師の進学が可能になる、なんてことはありますか?
    アメリカで今から大学進学と大学院進学となると時間がかかりすぎてしまい現状諦めざるを得ないのですが、もしまだ自分に残されている道があるのならと思い相談させていただきました。
    主人がアメリカで医師をしており病院に行く機会が多いのですが、行くたびに医療職者であった時のワクワクが沸々と湧いています。私も今井さん同様、助産師は天職だと感じています。

    • 今井 あゆみ より:

      新井さま
      高卒で正看護師の場合、カリフォルニアの看護師(RN)の試験に申請できるか、ちょっと分かりかねます。カリフォルニアの看護師協会に問い合わせるのがいいと思います。http://www.rn.ca.gov
      わたしのスタートは、短期大学卒(準学士)でした。おっしゃる通り、紆余曲折しながらカリフォルニアで助産師になるのに10年かかりました。RNとして働きながら、大学そして大学院を卒業しました。近道は残念ながらありません。しかし、私には必要な道でした。アメリカの大きな組織である病院で助産師として働くにはチームを引っ張っていけるだけのコミュニケーション能力が必要です。看護師として病棟の主任をやってきたからこそ、助産師になった時にチームとスムーズなコミュニケーションが取れました。新井さんの場合、まずRNの資格が取れるかが焦点になると思います。RNの資格をがとれれば、RN to BSN (4年生大学卒業の資格)のコースはオンラインも含めていろいろありますから、そういうプログラムを利用して学位を取得できます。RNの試験に申し込んでみてはいかがでしょうか?RNの試験に申し込む時点でRNになるために必要な単位を取得しているかの審査があります。RNにチャレンジできれば、少なくとも1−2年は近道になると思います。RNにチャレンジできない場合、一から大学に入り大学院に進学することになります。日本の放送大学で学位取得するのも手ですが、私個人的にはオススメしません。アメリカで仕事をしたいなら、アメリカで教育を受けることをお勧めします。特に新井さんはすでにアメリカにいらっしゃるのですから、授業料の面でもかなり有利です。自宅出産に関わりたいなら、Certified professional Midwife ( CPM)になると云うのも一つの手です。CPMの場合、病院で勤務することはまずほとんど有りえません。しかしCNMと違い、大学院レベルでの教育は必要ないので(単にお産を介助するという点においては)近道といえば近道です。それぞれの州によって求められる最終学歴が異なります。こちらのサイトを参考にしてみてください。http://narm.org 

  30. 東江さき より:

    こんばんは。初めまして。進路について調べている時に偶然このサイトに出会いました。
    自分は先進国で国際助産師になりたいのですが、現在高校2年で大学は日本がいいのか、それとも海外の大学に進学した方がいいのかが詳しくわかりません。海外にいくには卒業してTOEFLなどの勉強を1年間してから進学するつもりなのですが、日本か現地かどちらがいいのでしょうか?

    • 今井 あゆみ より:

      さきさま
      日本か現地か、どちらもメリットとデメリットがあると思います。日本の大学を出てアメリカの大学に編入するのは、国際助産師になるという目的達成のためには遠回りです。日本とアメリカの両国で同じことを勉強するわけですから、時間も費用もかかります。ただ、両方の国の免許を取り、両方の国で働くことが可能になりますよね。将来、日本に戻り日本でも仕事をすることを考えるなら、遠回りでも両国の免許をとれる教育環境を選ぶべきでしょう。でも、アメリカで助産師になることが唯一の目的で、日本で仕事をすることに興味がないなら、アメリカの大学に入り大学院に進むことが時間的にも費用的にも最短方法でしょう。ただ(!)、アメリカの永住権がなければ、アメリカで大学、大学院を卒業してもアメリカで仕事につけるわけではありません。留学生として、学生ビザで滞在はできても(仮にアメリカの助産師の資格取得ができても)、アメリカでの労働許可がなければ仕事はできません。労働許可がなければ、資格があっても大學および大学院が終わればすぐに日本に戻らなければなりません。アメリカで勉強している間に、看護師として就職先を見つけることができれば、またグリーンカードのサポートをしてくれる雇用主を見つけることができれば大丈夫ですが、永住権(グリーンカード)のサポートをしてくれる雇用主を見つけるのはなかなか厳しいのが現実です。

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