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北原大翔

ブログについて

一体手術室の中では何が行われているのか、手術室から見えてくる日本とアメリカの面白い違い、独身心臓外科医の生活・遊び・恋愛など誰も興味ないけど日本にいる医師にはなかなか書きづらい話題を包み隠さず発信しています。

北原大翔

1983年東京生まれ。2008年慶應義塾大学医学部卒業。モテるために心臓外科になりアメリカ留学を目指す、が、海外生活を嫌がる女性達からことごとく求婚を断られ完全に裏目に。しょうがないので2016年より単身渡米。現在ワシントンDCのMedStar Washington Hospital Centerで心臓外科医として働く。独身彼女なし。NPO法人 Team WADA (医療者の海外留学・就労を支援する団体)の代表。団体HPはコチラ https://teamwada.net

2018/03/31

ワンホイール

インターネットでたまたまみかけ一目ぼれしたワンホイールが2ヶ月のときを経てついに僕のもとに届きました。

前回購入したナインボット(セグウェイ)はいわゆるおもちゃの延長といった感じのガジェット感満載でしたが、ワンホイールの存在感は全く違いました。その重厚感、男らしさ、無骨さ。そのフォルムはこれから戦いにでる戦闘機のような攻撃性と、無機質な中にどこか安心感を与えてくれる表情を併せ持っていました。衝撃的な出会いでした。その衝撃は、高校生の時にバイトして初めて中古の400ccのバイクを買った時のものに似て、あるいは大学生の時に新品のビッグスクーターを買ったときのものに、あるいは医者になり大きな車を買って初めてドライブしたときのそれに似ているものでした。乗り物は常に僕に新たな感動を与えてくれるようです。僕が所有するものランキングで永遠の1位はかつて持っていた車でしたが、彼はすでに殿堂入り(というかお金が足りなくて手放してしまった)しているので、現在の1位はこのワンホイールなのです。

写真は医局に届いたところ。他の荷物に比べて明らかにでかい。夜通しの肺移植が終わり、次の緊急のMVRまでの短い時間の間に医局を訪れ(手術室から15分と遠い)、秘書さんに「必ず今日届いているはずだから倉庫を見てきて」とつたない英語で伝えてなんとか金曜のうちに持ってきてもらった。その後MVRがとんでもないことになってへろへろになっても、その後にまさかのRootが必要な大動脈解離がきても、その手術で自分はかなりいけてない感じであったけど、それでもうつにならずに今日をがんばれるのはワンホイールが待っていてくれたからである

写真はunboxingしているところ。Youtubeとかでたまにやっている開封の儀。しょうもな、と思っていたがやりたくなってしまうのもわかる。

写真はワンホイール。銘菓うまい棒コーンポタージュ味と比較してもひけをとらない存在感、重厚感、無骨感。こんな男に自分もなりたい。

 

 

北原 大翔先生への質問はこちらまで↓

メール:kitaharahiroto@yahoo.com

若手心臓外科医の会 (http://jaycs.jp)でも留学ブログを担当しています。

m3.com(https://www.m3.com)でもコラムを掲載しています。

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