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ブログについて

栄養士といっても興味は、低栄養や栄養サポート。日本でも臨床を経験した栄養士が感じるアメリカでの実践栄養について 紹介していきたいと思います。

松本 菜々

日本の病院で在宅栄養を確立し、Nutrition Support Team を立ち上げた後渡米。ミネソタ大学院終了後ハワイの病院に就職し、現在は、南カルフォルニアの小さな病院でメイン臨床栄養士として、情熱をもってICU,急性期病棟の患者栄養管理をしています。

松本 菜々のブログ
2021/01/02

お正月や休暇について

Happy New Year!

大きい病院にいた頃は、週末・祝日は必ず栄養士がひとり出勤していた。連休や年末年始は、栄養士で話し合ってコンサルトがどれくらい来るだろうから、どの間隔で誰か出勤するかなど決めた。

出勤日や休暇の希望は、シニアの勤続年数の多い栄養士が優先されるけれど、無言の圧力はほぼない(なかったろうに私が勝手に少し感じていた。)クリスマス、お正月は同じ人が、毎年出勤にならないように順番である。

週末の病院全体のコンサルトのカバーを申し出ても(担当病棟以外の患者さんを診れるので出勤したかった)答えはNO! 悪魔で平等に振り分けられる。

日曜日は、ピッチ(ポケットベル:折り返し電話をする番号や一言だけメッセージで送れる名刺サイズの機械)で緊急の対応のみの病院もあったし、週末は非常勤の栄養士を雇っていたところもあった。日本と違うのは、食事の調理や食札や食事変更や栄養指導だけでなく、病棟の患者さんの栄養評価やフォローをする目的で栄養士が出勤すること。ピッチで呼ばれる時は、だいたい静脈栄養のオーダー内容や食事内容、アレルギー対応だった。

日本にいた頃は、自分の休みで病棟の仕事をしていたのでアメリカでも同じように休みを使わず貯めていたら、12月になって急にボスに呼ばれて、「Nana,休暇をとりなさい。」といわれた。一年目で仕事も覚えたかったし、仕事も遅かったし、1人でも多くの患者さんを診たかったから「休暇は他の栄養士さんにあげます(アメリカでは病気になった同僚に自分の有給をあげることができたりする)」と言ったら、Nutrition Manager(栄養科長)の上のDirector(部長)にまで呼ばれて「病院の仕事は、ストレスの多い仕事だから年内に休みを全部消化して体調を整えてなさい。毎日、最善の体調で仕事に来なさい」と命令された(厳しさの中にNana 自分を労わりなさいというやさしさも感じた)。ほんのちょっぴり嬉しかったのは、毎日の仕事は、体調万全でこないとこなせないくらいの量だったから。ただ私が、休日出勤が好きな理由は、検査など少ないから看護師さんもゆったりモードで話しやすいし、患者さんの家族もくるので患者さんのいつもと違う顔がみれたり、家族の人と話せたり、出勤するメリットが沢山ある。それは日本でも同じだ。

栄養士は、正規職員だと管理職として雇われることが多い。よって時間給ではなく、Salaryといって、40時間/週以上働けば、患者さんが少なくて早く終わった日は早く帰宅していい。その代わり管理職なので患者さんを診る以外の仕事(教育クラス、フードサービス管理など)が入れば10時間以上は勤務する(基本10時間といわれたこともあったので週50時間ともいえる)。上司や雇われる会社、病院の方針、雇われたPositionやTitleで違う。出勤時間もタイムカードはないので、Flexibleで自分の仕事をこなしていればOK. 休日出勤手当はなく、年給であった。タイムカードがある会社はもちろん多いが、栄養士さんはだいたい真面目な人が多くてタイムカードを押した後も残って仕事をしている場合も多いと聞いたこともある。

 

*「私の経験」とは、実際に働いたりであった栄養士さんや施設だけでなく、見学したり聞いたお話だったりします。

2021年が皆さんにとってよい年になりますように!

 

 

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