あめいろぐ予防医学
「あめいろぐ予防医学」
「あめいろぐ」がついにシリーズ書籍化されました!
予防医学は、日本ではまだまだ発展途上です。本書では、最新の予防医学の知見に基づき、日本の現状に「本音」で切り込んでいます。食事・運動療法、禁煙指導、がん検診、ワクチン、感染症など、予防医学の重要項目を網羅した、ライトタッチの教科書として日々の診療に役に立ててください。
”この本はまさに、最新のエビデンスに基づく予防医学において、「シグナル・ノイズ比」を極限に高めた本といえます…日本国内の多くの病院が予防医学センターという名のもとに一般健診やがん検診を行っていることに対する、「あめいろぐ」ウルトラマンからの挑戦状です”
(徳田安春先生「推薦のことば」より抜粋)
■ 第1部 予防医学
1章 そもそも予防医学とは何か…? (反田 篤志)
1.「ところで,予防医学って何ですか?」
2.乳がん検診必要? 不利益もあります―内側から見た米国医療18
3.健康診断は必要? 米国ではやりません―内側から見た米国医療17
2章 食事療法による生活習慣改善 (反田 篤志)
1.アメリカ健康志向とダイエット
2.Seafood Diet?
3章 運動療法と生活習慣改善戦略 (反田 篤志)
1.3人に1人が肥満 普及する減量手術―内側から見た米国医療28
4章 禁煙指導とその有効性 (反田 篤志)
1.電子タバコとどう付き合うか―内側から見た米国医療15
5章 健康診断の検査項目や数値は果たして妥当なのか…? (反田 篤志)
1.健康診断は必要? 米国ではやりません―内側から見た米国医療17
2.職員の健康増進へ 取り組む企業増加―内側から見た米国医療8
3.病院へいこう.一般小児科医へのかかり方
6章 現在行われているがん検診に意味はあるのか…? (反田 篤志)
1.乳がん検診必要? 不利益もあります―内側から見た米国医療18
2.これからの「正義(まさよし)」の話をしよう
7章 予防接種および各種ワクチンの有効性 (青柳 有紀)
1.ワクチン情報集
2.DTap Vaccineジフテリア・破傷風・百日咳ワクチン
3.Tdap/Td Vaccine破傷風・ジフテリア(・百日咳)ワクチン
4.Varicella Zoster(Shingles)Vaccine帯状疱疹ワクチン
■ 第2部 実臨床に直結した予防医学
8章 感染症 (青柳 有紀)
2.Preventive Medicine Residency 2
9章 心血管疾患 (青柳 有紀)
1.新薬が既存薬より良いとは限らない―内側から見た米国医療30
10章 整形外科 (反田 篤志)
1.もうけ過ぎ? 日米医師のお財布事情を比較―米国で医療従事者になってみた(5)
11章 精神科 (反田 篤志)
1.アメリカでの精神科受診に備えて①
2.アメリカでの精神科受診に備えて②
3.アメリカでの精神科受診に備えて③
4.精神科治療,日米の違い
5.レジデントのメンタルヘルス
12章 実臨床でできる予防医療の注意点とコツ(一般外来) (反田 篤志)
1.事前指示書が定着 日本でも普及可能―内側から見た米国医療22
2.口述でカルテ記録 医師の効率アップ―内側から見た米国医療12
3.自由の国だけれど予防接種は強制的―内側から見た米国医療23
■ 第3部 予防医学の関連領域
13章 リスク・コミュニケーション (反田 篤志)
1.度重なる訴訟が米国医療にもたらすもの―米国で医療従事者になってみた(14)
2.積極的なカルテ開示は医療訴訟を減らすのか―米国の医療マネジメントを考えてみた(1)
14章 医療の質は予防医学とどうかかわるのか…? (反田 篤志)
1.米国の医師も燃え尽きる?
2.発展する遠隔診療 効率良く資源活用―内側から見た米国医療24
3.高価なロボット手術 患者には利益なし?―内側から見た米国医療20
4.Preventive Medicine Residency 1
5.Preventive Medicine Residency 2
15章 予防医学を学ぶことの意義と,その学び方 (反田 篤志)
1.臨床現場の視点を学ばせる米国の予防医学プログラム
2.なぜ日本で公衆衛生学が流行らないのか
3.医学教育の日米比較 日本医師の強み・弱み―米国で医療従事者になってみた(18)