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月曜日がPresident’s Dayなので、この週末は三連休です。今は外来ローテーションで週末のオンコールも入っておらず、久々にゆっくり過ごせそうです。日本での研修医生活の呪縛により、一年目の頃は週末に二連休や三連休があると、そわそわして何をしていいのか分からなかったものですが、二年目あたりからは週末を楽しみにできるようになりました。しかし今になっても、三連休ともなると、なんだか申し訳ない気がして、沖縄の方角に向かって手を合わせたくなります(誇張ではありません)。いつになったら完全に解放される日が来るのでしょうか。とはいえ、今すぐに日本に戻って昔のように働けと言われても恐らく無理だし…
本当は三連休なら、国外とは行かないまでもワシントンやフィラデルフィアあたりに電車でふらっと行けそうですが、初日から長男が発熱。父の休みに合わせて風邪を引いてくれるのだから、偉い子です。そして三日間自宅謹慎がほぼ決定しました。それにしても、39度の熱を出しているのに(多少元気がなくて、食欲もなくて、寝ている時間も多いものの)、笑顔で走り回れるのだから子どもってすごいですね。いつから37度ちょいくらいの熱で「もう無理」とか思うようになったのでしょうか。
休日や休暇の過ごし方といえば、アメリカ人の「贅沢さ」には驚かされることが多いです。アメリカのレジデントは、多くの場合、医学生時代に学費などで2000万円くらいの借金をしています。レジデントとしての給料は「普通の生活を保てる」くらいの額です。ところが、年に二回、二週間ずつある休暇になると、国内国外と色々なところに旅行に出かけます。普段の生活も結構派手な人が多い印象です。そしてこれは特にアメリカ生まれの人に見られる傾向です。僕の感覚が一般的なのか分かりませんが、借金があると「とりあえず新しい借金は作らないようにしよう」と思ってしまいそうですが、どうもアメリカ人は違うようです。友人によると、「一度それだけの額の借金を作ってしまうと、2000万円も3000万円も同じように思えてくる」らしいです。もちろん、人によっては友人の家で過ごしたり、滞在費用を抑えているようですが、この感覚はちょっと恐ろしいな、と思ってしまいました。このような生活スタイルによりお金が回って、経済が活性化されるのでしょうか?むしろサブプライムローンなどのような、無理なお金の回し方の下地になっている気がしますが、勘違いでしょうか。
医師であり将来の高収入が約束されているため、若いエネルギーのあるうちに楽しんでおく、色々なことを経験しておく、というのはあながち悪い選択とは思えません。それでも、「学生のうちからこんなに借金があるんだから、医師の給料は(今以上に)高くなくては困るよね」と言われると、多少の違和感を覚えたりもします。あの労働時間でこれだけの高収入なら、僕からすると文句のつけどころがないように思えますが…
日本の研修医でも業務時間が短くなって、遊べる時間があったら、同じくらいに遊べるものでしょうか。せいぜい同期や職場の飲み会くらいで終わってしまいそうですが、これは偏見かもしれません(笑)まあ、子どもを育てるという最大の贅沢をしている身からすると、意見を言える立場ではないんですけどね。とりあえず自分は身の丈に合った生活をしていこうと思います。
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2004年の4月から2006年の3月にかけて2年間「ばんぶう」(日本医療企画)という雑誌にエッセイを連載したことがありました。その中で、自分が最も気に入っているエッセイを紹介します(少し修正しました)。あの頃は、自分の将 […] » 続きを読む
私が勤める病院のPR部門が、肝臓移植の患者さんのストーリーを公開しました。 http://www.childrensmemorial.org/annual-report/2011/index.html#AmazingSt […] » 続きを読む
たしかに、日本にいるときは普通に使っていたけど、完全な和製英語だし、「医師以外の医療専門職」という考え方は、チーム医療の精神に反しているという考え方には賛同します。 日本癌治療学会ウェブサイトより転載 http://js […] » 続きを読む
子供と一緒に渡米するとき、アメリカの大学に留学するとき、”ワクチン書類”で困ったことはありませんか? 皆さんの身近で、日米の医療の違いが最もはっきり現れるのがワクチン医療です。アメリカの現場で実際 […] » 続きを読む
4. 分野別施策と個別目標 7. 小児がん (取り組むべき課題)(続き) 「小児がん経験者が安心して暮らせるよう、地域の中で患者とその家族の不安や治療による合併症、二次がんなどに対応できる長期フォローアップの体制とともに […] » 続きを読む
はじめまして。現在エモリー大学で感染症科のフェローをしている小林美和子と申します。 医療関係者でない方からは、よく「感染症科って何をするんですか」と聞かれます。多分医者、というと手術をしている外科系のお医者さん、あるいは […] » 続きを読む
こどもは、概して入院中と外来受診時とは違う顔をするものである。K君は、退院を契機にして病棟医である私からもとの血液外来の外来主治医の管理に戻った。今までずっと約7年間診てもらった専門外来の先生の下に戻るのであるから、それ […] » 続きを読む
同じ頃に私のもう一人の受け持ち患者で4歳の同じく急性白血病の初発の男の子がいた。採血だけでなく、骨髄穿刺(マルク)や腰椎穿刺(ルンバール)の検査は、ただ肉体的・精神的苦痛であるばかりでなく、検査の最中親から引き離される子 […] » 続きを読む
医学部を卒業して、医師国家試験を合格して、晴れて「医者」になった。一年目の研修は、母校の大学病院の小児科で過ごすことになった。あの非効率の極地とも言える環境で、人間として医師として様々な「こころ」を学んだ。あの一年間は、 […] » 続きを読む