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むかしむかし羽田空港の管制官だった頃、夜勤は遅番と早番があってその前後に必ず少し仮眠が取れる仕組みになっていました。早番なら朝の3時に遅番の管制官と交代し、朝のパイロットトレーニング審査飛行が朝6時に始まるまで仮眠できるという具合です。東京エアポートというドラマを少しネットで見ましたが、今は女性管制官が半分くらい活躍しているんですねぇ。ドラマと現実は違うけど、私はまさしく先駆者だった、という感慨深い思いがありますねぇ。

そのむかしに比べて今現在、私は24時間救急救命の世界に入ってまったく仮眠のできない夜勤を続けています。当然のことながら仮眠用のベッドはドクターのラウンジにはありますが誰も使わないのでベッドのシーツはしわ一つ寄っていません。

そこでこんな名案が浮かびました。

そうそう、仮眠室を住みかにするのはどうかしらん? どうせ誰も寝ないんだし、シャワーもついているし、タオルは白いのがいくらでも手に入る。ドクターなら三度の食事は病院のカフェテリアで無料。ラウンジのコンピューター使い放題、コピーペーパーただ。ファックスただ。電話もね。これはまさしく名案!!

「ドクターM、朝の6時で上がりじゃなかったの?」

同僚にそう聞かれてこう答えます。

「うん、もう少しで携帯の充電終わるからそれまで待っているの。電気代節約しなくっちゃ。ついでにもうちょいでカフェテリアも開くし、ただの朝食食べてから寝るわね~。」

デートしたくなったら非番の看護師さんと。行き先は? 当然カフェテリア!!だって無料だもん。

究極のアメリカ救急医節約法かな。

 

 

マーティンもと子

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桑原功光
2015/03/10

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