アメリカ市販薬情報
下痢
薬品分類:下痢止め
薬局陳列:Antidiarrhea
下痢の原因として最も多いものが、ウィルスや細菌の感染です。感染性の下痢は、有害物質を体外に排出させようとする自然な防衛反応です。このような場合にむやみに下痢を止めることで、かえって症状が悪化、もしくは長引くことがあります。
よって、Loperamideのように腸の運動を強力におさえる下痢止めは、感染性の下痢にはあまりお勧めできません。感染が原因でない下痢(一時的な精神的ストレスや過敏性腸症候群)には内服しても構いませんが、判断が難しいことが多いので、下痢で悩んでいる場合は医師の受診をお勧めします。
また、Lactobacillus Acidophilus(日本で言うビオフェルミン、乳酸菌)は、腸のバランスを整える薬ですので、副作用も少なく下痢症状を和らげます。
下痢が続くことで、脱水となることがよくあります。下痢があるときは、普段以上に水分摂取を行うようにしてください。特に、高齢者の場合は軽い下痢でも脱水になりやすく、症状が出にくいので、早めに医療機関を受診するようにしてください。頻回の下痢で脱水症状が激しいときは、必ず救急を受診してください。
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