アメリカ市販薬情報
痛み
一般に飲み薬の痛み止めには、熱さましの効果もあります。飲み薬以外にも塗り薬、ドロップ・トローチ、スプレー、湿布薬などがあります。また日本と同様に他種類の成分が混合されたものが多いので、主成分をよく確認することが必要です。
飲み薬は、大きくAcetaminophen(アセトアミノフェン)とそれ以外の種類に分けられます。錠剤のアセトアミノフェンは一粒500-650mgで4時間から6時間おきに飲むことができる薬です。アセトアミノフェンは一部の例外を除いて安全性が高く、よく使われる解熱薬です。それ以外の飲み薬の代表として、Ibuprofen(イブプロフェン)は一粒200-400mgで6時間から8時間おきに使えます。Naproxen(ナプロキセン)もイブプロフェンと同じグループの薬です。これらはアセトアミノフェンより注意して飲むことが勧められていますが、健康な成人であれば安全に使えることが多い薬です。どちらも、どのくらい頻回に使えるか、また一日に合計どれだけ飲めるかを確認してください。
飲み薬以外では、成分は大きくわけて2つあります。炎症を抑えるものと痛みを感じにくくするものです。炎症を抑える外用薬成分の代表としてMethyl Salicylate(メチルサリシレート)があります。メチルサリシレートをつかった薬には、湿布薬、ジェルなどがあります。これらにはMenthol(メンソール)が配合されたものもあり、清涼感で痛みを感じにくくする効果があります。
痛みを感じにくくする薬効成分の代表としてはBenzocaine(ベンズカイン)があり、スプレー、ジェル、液体などの形状があります。口内やのどの痛みに使われることが多いです。また、のどの痛みに使う薬にはメンソールが配合されていて、清涼感で痛みを紛らわすものがあります。
アセトアミノフェンやイブプロフェン、ナプロキセンといった飲み薬の痛み止めは、薬局で処方箋なしで買うことができます。塗り薬などの外用薬も薬局で買うことができます。用量、用法を守れば安全性が高いので、飲み薬との併用も考えながら、うまく使い分けをしてください。