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宮田真

ブログについて

このブログの使い方を模索中です。どんなことを書こうかな。

宮田真

日本の外科研修と沖縄米海軍病院インターンを経て、ミシガン州の市中病院で1年目、メリーランド大学病院で2年目外科レジデント。今年は4年目。ここから2年はチーフレジデントです。

一週間の休暇を使って、World Surgical FoundationのMission tripに参加してきました。
以下、私用のブログからの転用で失礼します。

昨日はDCのS君たちと飲茶を食べに行き、楽しみすぎて眠る時間が3時間くらいになってしまいました。
DCからヒューストン経由でホンジュラスはSan Pedro Sulaに到着!

スペイン語しか通じないのでコーヒーを買ったりする経験も面白いです。

Dr. Alvear達と空港で合流します。全員で大体20人くらいでしょうか。小児外科医3人、一般・内視鏡外科医1人、麻酔科医3人くらい、新生児科医1人、ナース7人くらい、外科レジデント3人、ジャーナリストの人1人、カメラマン1人という感じです。

まずホテルにバスで向かい、荷物を置いて一息ついた後、病院に向かいます。

病院の玄関
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1000床あるという大きな病院。在院日数が長いのでしょう。ここで、我々外科チームは月曜日から手術する患者さんのスクリーニングを、麻酔科・ナースチームはオペ室の準備に取り掛かります。

このスクリーニングが結構大変でした。3時間ほどかけて約50人のオペ前の患者さんと画像をみてプランを立てます。何しろこの日のためにホンジュラスの国中から患者さんが集まっているので、診察室(と言えるほど秩序のあるものではないのですが)の外には子供を抱えた人たちでごった返しています。

患者さんの入れ替わるときにドアを開けた瞬間がこんな感じ。
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疾患は、ちょっと複雑な症例が集まるというselection biasがかかっているためと思いますが、やたらとimperforate anusの子供が多かったです。20人以上見ました。どの子も、新生児期に人工肛門を造設されています。highとかlowとか関係なく、imperforate anusにとりあえず人工肛門を作っているのではないかと疑われます。

その他は、choledochal cystの症例が2例。Hirschsprungの症例数例。腹腔内の巨大横紋筋肉腫。原因不明の胆汁性嘔吐。そけいヘルニアなどです。

許可を取って撮影させてもらっています。
巨大なcholedochal cystの子供。
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この下の子はtorticollis (斜頚) がありました。
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下の真ん中の人が現地の小児外科医、現地で唯一英語も喋れる医者だったので、彼の存在は貴重でした。
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