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荒木淳子

ブログについて

Dance/Movement Therapyは、心理療法の中でもまだまだマイナーなので、少しでも魅力をお伝えできればと思います。

荒木淳子

福島県出身。大学院卒業後、就職活動に苦戦するも、無事にダンスセラピストとして就職。現在は、メリーランド州とワシントンDCのカウンセラー資格を有し、子ども・成人・家族を対象に、心理療法・カウンセリング・ダンスセラピーを提供。

近年は、Mindfulnessやからだに注目した治療・介入が盛んになってきたので、米国ダンスセラピー協会(American Dance Therapy Association:ADTA)もますます盛り上がっているように感じます。

米国でダンスセラピストになるには、ADTAが定める所定の単位とインターンシップが必修です。私は、米国でダンスセラピーの修士課程を卒業し、現在に至るまでに病院や学校、デイケア、長期治療施設やクリニックなどでダンスセラピーの実践を行っています。

ダンスセラピストの資格には、Registered Dance/Movement Therapist(R-DMT)とBoard Certified Dance/Movement Therapist(BC-DMT)があります。R-DMTは所定の単位取得とインターンシップ修了後に申請できる資格で、BC-DMTはR‐DMT取得後、一定期間以上の実技経験とスーパービジョンの後に、エッセイ審査等を経て与えられる資格です。資格取得には、それなりの時間と努力とお金が必要ですが、残念ながら、ダンスセラピスト資格の認知度はとても低く、また、資格が力を発揮する仕事の求人は少ないので、就職戦線で戦っていくには心もとないです。

多くのダンスセラピストは、心理学や社会福祉、看護領域でも資格を取っています。私の場合は、メリーランド州のLicensed Clinical Professional CounselorとワシントンDCのLicensed Professional Counselorです。民間資格のR-DMTやBC-DMTと異なり、これらは州の資格なので、認知度と威力が断然違います。州によっては、芸術療法士の資格がある場合もありますし、州の資格をあえて取らないダンスセラピストもいますが、メンタルヘルスの領域で仕事をする場合、社会福祉士やセラピスト、カウンセラーの仕事に就いて、ダンスセラピーのスキルを活かしていく事が多いと感じます。州をまたいで仕事が変わった場合には、新しい州に資格を申請しなおさないといけないので、注意が必要です。

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