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アメリカ メディカルスクールについて 2017/10/02

日本の高校に通う高校二年生です。わたしは将来、小児科医になりたいと思っています。医師をやっておられる先生方の色んな本や講演を聞く中で、日本の医学部に進むのではなく、アメリカの大学で先進的な医療を学びたいと思うようになりました。しかし、アメリカでメディカルスクールに進むのはとても難しいことである上、アメリカで医師免許をとったからといって日本でも医師免許を取ることができて働ける保証はありません。色んな留学エージェントがありますがどれも大げさに書いているようで信用できません。アメリカで臨床医をやっておられる先生方から見たら、将来日本で働くことを視野に入れるのだったら、日本で医師免許を取ってそのあとUSMLEを取り、アメリカで臨床留学をするほうがいいのでしょうか‥‥‥? ここで質問させていただいていいことなのか分かりませんが、参考にしたくて聞かせていただきました。お願いします。
個人の意見として端的に申し上げると、アメリカで医師として一生やり続けたいとすでに決めていない限りは、日本で医師免許を取ってからUSMLEを取る方が選択肢の幅は広がるかと思います。ただし、まずアメリカの大学に入ってみるのは検討の余地ありと考えます。

候補を日本とアメリカに限る(他の国を考慮しない)のであれば、恐らく選択肢は二つです。

1.日本の医学部に進学する
2.アメリカの大学に進学し、アメリカのメディカルスクールと日本の医学部編入を両にらみする

1.は医師になる上での最短経路です。高校から卒業6年で医師になれますので。モチベーションを持ち続ければUSMLEの準備に十分時間を取れますので、日本で卒業と同時、初期研修後、後期研修後など自分がベストと思うタイミングで臨床留学することができます。日米両方で医師の資格を取るには、この方法が最も直線的かと思います。ただし、アメリカで良い研修病院に行くためには、USMLEで相当に高い得点を取る必要があります。また、昨今の傾向(アメリカで医師が余剰傾向となる可能性など)を考えると、望むキャリアをアメリカで築くには相当の努力が必要となるでしょう。

2.は医師になるまで少し時間がかかります(最短でも高校卒業から8年)が、大学の成績や状況に応じて進学先を日米どちらにするか決めることができます。アメリカのメディカルスクールに入りたいという希望があるなら、この選択肢は十分ありだと思います。ただしアメリカのメディカルスクールに進む場合、日本での医師資格を取るには相応の勉強が必要になります。英語で学んだことを日本語で学び直すのはモチベーションの維持がかなり大変だと思います。日本で医師として働く(働ける)ことが自分にとってどれだけ重要かにもよると思いますが、アメリカの大学→日本の医学編入の選択肢も残せるので、検討の価値ありでしょう。

それぞれのオプションにはPro/Conがあります。難しい選択かと思いますが、最後はあまり損得を考えずに、自分が何をやりたいかでエイヤ!と決めてしまうのがいいかと思います。方向性はあとでどうとでも修正できますので、ご自身のパッションを信じて邁進するのがベストです。恐らくどの選択肢を取っても楽しいと思いますよ。参考になれば幸いです。


反田 篤志

(注)これらの情報は回答時点のものであり、随時変更される可能性があります。

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