あめいろぐの活動を
ご支援ください。

子宮頸癌に関して 2014/09/07

婦人科でPap Tsetを行いHPV, high-riskという結果を貰いました。 日本でも健康診断の際に同じような結果を受けて経過観察で大丈夫と言われていますが、進行具合などが心配なのでアメリカでも今後も定期的にうけていこうと思っています。 そこで質問なのですが、5段階のステージは同じ概念でしょうか?結果には詳しく書いていないのでDrに聞いてみようと思っています。 クラス1(正常)  全くの正常で1年に1回の検診で良い。 クラス2(良性)  炎症などがあり全く正常では言えないが、  悪性細胞は無く6ヶ月に1回の検診で良い。 クラス3(悪性の疑い有り)  現在、癌とは言えないが異常な細胞が出ているので  1~3ヵ月後に再検か精密検査を要する。 クラス4(癌の疑い又は上皮内癌) クラス5(癌)  いずれも癌の疑いが高いので精密検査を要する。
アメリカでは21歳以上の女性を対象に子宮がん検診(PAP smear test(Papanicolaou smear)英語では“パップスメアー”と発音します。)が行われています。21歳から29歳の女性は、PAP smear testのみ、30歳から65歳までの女性にはPAP smear test と同時に、HPV (human papillomavirus)感染に対する検査が行われます。(注:医療施設によってはHPV検査を25歳から行っている所もあります。)HPVは性行為などにより誰でも感染するウイルスです。半数以上の人が生涯に一度は感染するとも言われています。HPVと一口に言っても様々なタイプがあり、若い健康な女性であればほとんどのタイプは何の症状もなく健康な免疫によって自然に除去されてしまいます。しかし、HPVの一部のタイプに長期間感染すると子宮頸部や膣内に癌が引き起こされる事がわかっています。子宮がん検診の頻度や検査結果が異常であった場合に次に取るべきステップは、あなたの年齢やHPVが陽性か陰性かなどによって異なります。

さて、お伺いの検査結果の読み方です。

アメリカではベセスダ(Bethesda)分類法が子宮がん検診の検査結果として用いられています。

扁平上皮系分類

1)NILM (Negative for Intraepithelial lesion or malignancy)
• 結果:陰性 
• 病理診断:非腫陽性所見、炎症
• フローアップ:定期検診(頻度は年齢およびHPVの検査結果による)
2)ASC-US (Atypical squamous cells of undetermined significance)
• 結果:意義不明な異型扁平上皮細胞(簡単に言うと、正常な細胞とは言えないが、悪性を確定できない)
• 病理診断:軽度扁平上皮内病変疑い
• フォローアップ:年齢、HPVの検査結果により異なる
3)ASC-H (Atypical squamous cells, cannot exclude HSIL)
• 結果:HSILを除外できない異型扁平上皮細胞(簡単に言うと、悪性を思わす異型細胞およびそれらしきものが混在している)
• 病理診断:高度扁平上皮内病変疑い 
• フォローアップ:要精密検査(コルポスコピー(Colposcopy) 生検(biopsy )を要する。
4)LSIL (Low grade squamous intraepithelial lesion)
• 結果:軽度扁平上皮内病変 (簡単に言うと、HPV感染と軽度の異常を認める。癌化するリスクは比較的低い)
• 病理診断:HPV感染をみとめ、軽度異形成,
• 細胞診の結果としてCIN 1 (cervical intraepithelial neoplasia grade 1)として表示されることもある。
• フォローアップ:要精密検査(コルポスコピー(Colposcopy)、生検(biopsy )を要する。
5)HSIL (High grade squamous intraepithelial lesion)
• 結果:高度扁平上皮内病変 (簡単に言うと、前癌状態の異型細胞を中程度、高度に認める。癌化するリスクが高い)
• 病理診断:中等度異形成、高度異形成、上皮内癌
• 細胞診の結果としてCIN 2 (cervical intraepithelial neoplasia grade 2)およびCIN 3 ( cervical intraepithelial neoplasia grade 3)として表示される事もある。
• フォローアップ:要精密検査(コルポスコピー(Colposcopy)、生検 (biopsy )を要する。
6)SCC (Squamous cell carcinoma)
• 結果:扁平上皮癌(簡単に言うと、明らかに癌細胞を認める)
• 病理診断:扁平上皮癌
• フォローアップ: 要精密検査(コルポスコピー(Colposcopy)、生検 (biopsy )を要する。

腺細胞系分類

7)AGC ( atypical glandular cells)
• 結果:異型腺細胞
• 病理診断:腺異型または腺癌疑い
• フォローアップ:要精密検査(コルポスコピー、生検、子宮頸管および内膜細胞診または組織診
8)AIS (adenocarcinoma in situ)
• 結果:上皮内腺癌
• 病理診断:上皮内腺癌
• フォローアップ:要精密検査(コルポスコピー、生検、子宮頸管および内膜細胞診または組織診
9)Adenocarcinoma
• 結果:腺癌
• 病理診断:腺癌
• フォローアップ:要精密検査(コルポスコピー、生検、子宮頸管および内膜細胞診または組織診
10)other malignant neoplasms
• 結果:その他の悪性腫瘍
• 病理診断:その他の悪性腫瘍
• フォローアップ:要精密検査




今井 あゆみ

(注)これらの情報は回答時点のものであり、随時変更される可能性があります。

« 前の質問へ   23/37   次の質問へ »
Q&A検索
バックナンバー
ページトップへ↑