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骨盤底臓器脱の薬と乳がんの関係 2014/10/05

こんにちは。Osphena (by Shionogi Inc., ospemifene, Selective Estrogen Receptor Modulator)は膣壁を厚くする効果があるということですが、この薬と乳がんの関係はあるのでしょうか?副作用にBlood Clotになりやすくなるとありますが、身体のさまざまな部分(胸など)にもしこりを作りやすくする作用があるのでしょうか?2013年に承認された新薬らしいのでもっと副作用について知りたいです。よろしくお願いします。
この薬は、SERM (Selective Estrogen Receptor Modulator)といわれるもののひとつで、女性ホルモンのひとつのエストロゲン受容体を介して働きますが、その作用は臓器によって異なります。この仲間の薬で、もっと良く知られているものに、乳癌の薬であるTamoxifenがあります。Tamoxifenは、子宮内膜、骨代謝については、弱いエストロゲン作用がありますが、乳房については、抗エストロゲンとして働き、乳がんの再発防止に使われています。Osphenaは膣壁にはエストロゲンとして作用するため、萎縮性膣炎の治療薬として、認可されました。子宮内膜への作用は非常に弱く、血栓のリスクも、データによれば、低い様です。乳癌については、Tamoxifen 同様に乳癌の予防に使えるかどうかデータを集積中であるが、有望だと今年の論文に書いてありました。ご質問の通り、新しい薬ですので、分かっていない部分も多いのですが、乳癌のリスクを高める可能性は低いと思います。


安西 弦

(注)これらの情報は回答時点のものであり、随時変更される可能性があります。

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