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浅井章博

ブログについて

Born in Japanだが医者としてはMade in USA。日本とは異なるコンセプトで組み立てられた研修システムで医師となる。そんな中で、自分を成長させてくれた出会いについて一つ一つ綴っていく。

浅井章博

岐阜県産 味付けは名古屋。2003年名古屋大学医学部卒。卒業後すぐにボストンで基礎研究。NYベスイスラエル病院にて一般小児科の研修を始め、その後NYのコロンビア大学小児科に移り2010年小児科レジデント修了。シカゴのノースウェスタン大の小児消化器・肝臓移植科にて専門医修了。現在はシンシナティー小児病院で小児肝臓病をテーマにPhysician-Scientistとして臨床と研究を両立している。

スーパーボウルの季節がやって来ました。 アメフトのシーズン最終決戦で、アメリカ中が熱中します。一年で、一番視聴率の高いTV中継と言われています。

この季節になると、研修医の頃の思い出がよみがえってきます。

それは、外来で、健診をしていた時のこと。 黒人の8歳ぐらいの子供でした。最初は何だか緊張してたんだけど、ちょっと打ち解けるとすぐなれなれしくなるのがこの年齢の特徴。一通り、健診の質問を終えた後で

“センセー ちょっとちょっと聞いていい?”

私 ”なに?”

“医者やってて楽しい?”

ついつい笑っちゃいました。

私 ”たのしいよ!?”

8歳児 ”でも週末も働くんでしょ?”

私 ”う、、、うん”

8歳児 ”日曜日スーパーボールだよ!働いてたら見れないじゃん!!”

私 ”あー、そうなんだよなー”

8歳児 ”ほらねぇ。やってらんないじゃーん”

私 ”まあなぁ。 でも面白い仕事だよ(汗)”

8歳児 ”ふーーん。がんばってねぇ。今度きたときゲームの結果 教えてあげるね”

医局に戻って同僚達にこの話したら、みんな大爆笑。いつも、金曜日の外来は忙しくってみんなぴりぴりしてるけど、このときはみんななごんでいました。

まあ、こういう面白い子供に会えるから、楽しい仕事なんだとおもいます、きっと。

2件のコメント

  1. 去年シカゴで一緒にスーパーボール見たのを思い出しました。今年はその存在を全く忘れてスパに行く予定を入れちゃいました。ちなみにうちの嫁は「スーパーボールってなに?」て相変わらずのおとぼけ発言でした。

    • もう一年ですかぁ~。 今年は全然寒くないので、冬を越しているって言う気がしません。奥様にはスーパーボールはアメリカ人が1年間かけて溜める元気玉みたいなものだよって言っておいてください。

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